やってきました、5回目の『天本』。前回は後半ダウンするという失態を犯してしまったので、腹を空かせてきましたよ。万全のコンディションで臨んだ29品。前回に続いてベスト3で発表しましょう。
まずは、第三位!エントリーNo.1の「赤雲丹、平貝、イイダコ、生キャビア」
まるで滋賀から移転した銀座しのはらを想像させる一品。それもそのはず、天本正通くんはしのはらでもお勉強をした経験があります。複数の素材を重ねたにもかかわらず、複雑な味を綺麗にまとめるのはしのはら譲り。唐津産の素材が中心なところは、九州出身の正通くんならではといったところでしょうか。
そして、第二位!エントリーNo.5の「ミンククジラ」
最高級部位のうねすです。初訪問のときのうねすには感動したが、ついにこれを上回ってきました。まずはこの美しさをご覧ください。ねっとり感のある脂が舌に溶け込むように旨味の残像を残します。こんなクジラは食べたことがない!
見てくださいよ、この大迫力。昔だったらこの蛍烏賊は確実に特撮映画で使われたと思いません?
味も蛍烏賊がもつ旨味が口の中で爆発する迫力の一品でした。
今回は特別賞も発表させてください。エントリーNo.29の「粕汁」です。
お寿司屋さんの最後を粕汁で〆るのは珍しいですね。ここまでに提供されたおこぜ、鯛、赤ムツなどの骨を使用。こういう食材をフル活用しようという意志は大好きです。
今回もご馳走様でした。以下、全エントリー作品です!
1、「赤雲丹、平貝、イイダコ、生キャビア」唐津産、岡山産、唐津産
2、「蛍烏賊の塩辛」生の蛍烏賊
3、「オコゼ」玄海灘、身、皮、胃袋と卵を絡める
4、「クジラ」レバ刺し
5、「ミンククジラ」最高級部位のうねす
6、「ノドグロ」対馬産の紅瞳。酢飯を合わせる。酒粕で作った料理酒を使用。
7、「子持ち昆布」天然
8、「イバラガニの内子」網走産
9、「平目」東京湾。えんがわとともに。
10、「墨烏賊」
11、「初鰹」八丈島
12、「桜鱒」塩締め&燻製
13、「カジキマグロ」一週間熟成
14、「カスゴ」柑橘で締める
15、「鮪」津軽海峡三厩
16、「鮪 蛇腹」ほろほろほどける
17、「小肌」東京湾
18、「ぼたん海老の漬け」
19、「紫雲丹の軍艦」
20、「蛍烏賊の軍艦」
21、「鰆の松前漬け」
22、「太刀魚」東京湾
23、「とり貝」屹立する
24、「赤貝」
25、「蛤」
26、「車海老」
27、「穴子」対馬産
28、「玉子」
29、「粕汁」おこぜ、鯛、あかむつの骨
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1回目の訪問
「いま最も注目を集める男「天本正通」の握る鮨@東麻布天本」
https://blog.33inc.jp/2016/08/08/28382/
2回目の訪問
「2回目の天本へ!@東麻布天本」
https://blog.33inc.jp/2016/09/01/28004/
3回目の訪問
「今年の初寿司は、初競りの寿司@東麻布 天本」
https://blog.33inc.jp/2017/01/05/25121/
4回目の訪問
「4回目の天本。本日のベスト3は!?@東麻布 天本」
https://blog.33inc.jp/2017/02/21/24909/
東麻布 天本
東京都港区東麻布1-7-9 ザ・ソノビル 102
https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13196420/