2017.10.13 夜 最初で最後の「さえ喜」@さえ喜 寿司 大阪市 10000円〜29999円 ★★★★☆ これが最初で最後の『さえ喜』となるでしょう。大阪トップクラスの人気を誇る寿司店は、超予約困難でその席をとるのが難しい。席がある限り頑張るのがミトミえもんの信条ですが、そもそも「さえ喜」の席がなくなってしまうのだから。といっても大将が引退されるわけではない。なんとあの東京は銀座の名店「きよ田」の跡を継ぐんです!それはそれで楽しみですが、今回は最初で最後の大阪北新地の「さえ喜」を堪能させていただきます。 最初はつまみから。長野県の国産松茸とバターナッツという南瓜が登場。バターナッツのソースに隠れてしまっているが、松茸は贅沢なくらい器に詰められています。バターという名前がつくくらいですからね、南瓜は甘みが強いです。 お刺身は、「長崎産のクエ」と「明石の鯛」。ぷっくりした部分は疲労骨折の跡なんですって。明石海峡を渡ってきた証拠ですね。なぜ明石の鯛が重宝されるのかがわかった気がします。 つまみは総じてユニークな印象。三日熟成した「真鯖」は桜チップで香りづけ、「青柳」は串にさして火入れをします。 続く「鮟肝」は舞茸と一緒にいただきます。葛でとろみをつけた鮟肝の出汁も調味料となり、舞茸のレベルが一段あがります。 つまみのクライマックスを担うのは二つ。礼文の雲丹と筋子の「二色丼」に鱈と白子の「親子鍋」。大阪の面白さってお笑いだけではなく、クリエイティブな面白さも含むのですね! 握りは大間の「マグロ」から。実はこのマグロが「きよ田」に入るきっかけだったのだとか。何でも仕入れが同じ仲卸の石司さんだったんですって。 ちなみに、最後にいただいたのも大トロのトロタクでした。最後の「さえ喜」を堪能。最初の「きよ田」を楽しみにしております。 その他のネタメモ。 「小肌」 「墨烏賊」 「げそ」 「秋刀魚」稚内産 「車海老」 「白ぐじ」4日熟成 「穴子」 「タマメとあおさ海苔の椀」 — さえ喜大阪府大阪市北区曾根崎新地1-5-7 森ビル 1Fhttps://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27013940/