2018.04.01 昼 八王子エリアきっての人気蕎麦屋へ!@蕎麦 坐忘 そば 立川市・八王子市周辺 3000円〜4999円 ★★★★☆ 西八王子の住宅街にあらわれる黒木の塀。この趣のある佇まいの正体は人気蕎麦店の『蕎麦 坐忘』。噂を聞きつけて都心から客が押し寄せるのか、中はすぐに満席になる上に外には長蛇の行列が作られます。 まずは、定番のそばがきから。まるでお餅のようなもちもちした食感にもかかわらず、舌に乗せるとほろほろと崩れていきます。粗挽きだからこその蕎麦の香りもクオリティーが高い。粗めだからこそ醤油やそばつゆと相性がよく、またそれぞれで全く違った表情を見せてくれます。 お蕎麦は「桜切り」なる変わりそばと「せいろ」の二色をいただきます。桜切りは美しいピンク色で、桜餅のように桜の葉の風味が感じさせてくれます。つゆに浸してしまうとせっかく風味が減少してしまうので、これは塩でいただくのがおすすめです。桜の風味に味以上の価値を感じてしまうのは日本人ならではですね! ついでに天ぷらも桜海老や筍をお願いしたので、もう春満開って感じです。 「せいろ」は説明によれば、玄蕎麦の殻を完全に取り除いた「丸スキ」を電動石臼で挽いて六十番ふるいで落とした粉に水だけで打った蕎麦だそうです。詳しくはわかりませんが、余計なものが一切なさそうなお蕎麦ですね。つるりとした食感で雑味のないマイルドな印象です。 そばつゆも風味の強いものではないので、ミトミえもんのような素人には少し物足りないかも。 だからというわけではないが、粗挽きの蕎麦が本当に美味い。色はそれほど黒いものではないが、蕎麦の風味、ざらりとした舌触りなどは蕎麦を正面から体感できます。それでいて、コシも感じられる仕上がりで余韻も含めて全身で蕎麦を感じさせてくれます。 — 蕎麦 坐忘042-661-2945東京都八王子市千人町3-14-11https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132904/13006022/