2019.08.10 札幌から1時間。自然の中で自然をいただく。@味道広路 日本料理 千歳・石狩・夕張・深川 10000円〜29999円 ★★★★☆ 札幌から車で約1時間。夕張郡栗山町にある日本料理店が本日の目的地。 自然と一体になったかのような緑に囲まれたレストランで、澄んだ空気も料理の1つではないかというほど美味しく感じます。どことなく軽井沢に雰囲気が似ているよう。店の名前は『味道広路』、オープンしたのは2001年のことだが、2012年のミシュラン獲得を機に注目を集めた良店。ご主人は数々の料理人を輩出した滋賀県の「招福樓」のご出身。修行先も喧騒を離れたところにあるが、そんなところにも共通点を感じられます。 「そうじゃないと山奥でやってる意味がないですから。笑」 柔和な大将が語ってくれるのは、地元である北海道、そして栗山町の魅力。子供の頃から育った町の食材を中心に構成されるが、そうじゃないと意味がないと話します。確かに、これで他のエリアの食材ばかりだったら逆に驚きますね。笑 自らを育んだ地元の食材と名店で学んだ技術の掛け合わせ、それが味道広路の料理でございます。せっかくなので一品一品を紹介していきましょう。 「朝採れのトマトのすり流し」フレッシュそのもの!自然に囲まれて食べると更に美味い。 「ヤリイカ(函館)とズッキーニ」さっと湯を通しただけでふんわりと柔らかい。胡麻だれの甘さもいい働きを。 「雲丹(余市)と蓴菜の椀」雲丹や蓴菜は当然だが、地元産というキクラゲも驚くほど柔らかい。出汁がしっかり効いており、その恩恵を具材達も全身で受け取ります。 「松川鰈とインゲン豆の当座煮」しっかり旨味を引き出す技術は流石の一言 「鰆」寝かせただろうねっとりとして旨味。地元栗山町の玉ねぎのフレッシュさが際立つ。 「銀鰈(根室)の酒蒸し」花山椒の酢漬けかな?酸味と辛味を両方で、たっぷりの脂の中にアクセントを作り出します。 「ジャガイモとブロッコリーの素揚げ」これも栗山町産のジャガイモ。派手な食材を使わずとも十分に楽しませてくれます。 「心太ともずく(函館)とベロツブ貝」初体験のベロツブ貝の肝の部分の旨味がやばい!苦味も後から追いかけてきます。もずくの強い食感も特徴的。 「焼きなすと鰻の炊き合わせ」しっかりした出汁と醤油ベースの味付け、それに香ばしさが相まって鰻に染み渡ります。 「鰯ご飯」これがこの日の優勝。鰯を締めて焼くというシンプルなものだが、栗山産の醤油麹が米との絶対的な相性を作り出します。 「トウモロコシのアイスクリーム」この時期の北海道のトウモロコシは最高です! 「麦こがしの羊羹」 札幌から1時間。自然の中で自然をいただく、そんな優雅で優しい時間を過ごせることをお約束いたします。 — 味道広路0123-73-6677北海道夕張郡栗山町湯地40-35https://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010704/1016052/