2025.05.14 夜 鮪の聖域。鮪の最高峰。@鮨 乃南 寿司 六本木・麻布・広尾 わずか48名の会員だけが知る、“鮪の聖域”。 それが、麻布十番の路地裏にひっそりと佇む『鮨 乃南』だ。運営するのは、日本一の鮪仲卸「やま幸」。ただの取引先ではない、直営。すなわち、ここで提供される鮪は、やま幸の目利きとプライドのすべてを預けたものだ。 握り手を務めるのは、田邉正人氏。豊洲市場で毎朝鮪を握り、そのまま乃南でもカウンターに立つという、現代の鮨職人では稀有な存在。彼のキャリア、握ってきた数、そして鮪との対話の密度。それらの蓄積が、ただならぬ一貫を生み出す。 主役はもちろん「鮪」。握りはもちろんだが、ツナサラダや鮪の串揚げといった一品にも、乃南らしいアプローチが光る。なかでも印象的だったのは、熟成のかかった中トロ。シャリとの一体感、温度管理、酸味と甘味のコントラスト。どこを取っても、“最高峰”という言葉が脳裏をよぎる。 カウンターには、独特の緊張感がある。だがそれは、息苦しさではない。料理人と素材への敬意が自然と背筋を正してくれる、そんな空気感だ。会員制、完全紹介制という仕組みも、その空気を守るためのフィルターに他ならない。乃南は、“やま幸”が本気で描いた理想の鮨屋であり、田邉氏がその理想を形にするための舞台だ。鮪の旨さを知りたければ、ここへ来ればいい。ご馳走様でした。 — 鮨 乃南東京都港区https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13230808/