2025.04.26 夜 堅すぎず、軽すぎず。門仲らしいオーセンティックバー。@BAR オーパ 銀座 バー 銀座・新橋・有楽町 3000円〜4999円 ★★★★☆ 門前仲町。下町情緒を色濃く残しながらも、新しい風も柔らかく受け入れるこの街に、『BAR オーパ 門前仲町店』がある。 銀座に本店を構える名店「オーパ」の系列店。オーセンティックなバーのたたずまいを持ちながらも、門前仲町らしい温かさと親しみやすさを備えている。店内に耳を傾ければ、どこか楽しげな笑い声と、バーテンダーと客との軽快なやりとりが交錯する。必然的に、自然なコミュニケーションが生まれる空間だ。 この店の代名詞とも言える一杯は、やはり「ジントニック」。 創業者・大槻健二氏が愛したレシピを受け継ぎ、シンプルながらも凛とした完成度を誇る。すっと伸びる透明感、キリッと冴える苦み、鼻を抜ける爽やかな香り。一口目から心を掴まれる。これを一杯目に選べば、夜の滑り出しもきっとスムーズだ。 「うなソー」と呼ばれるディンプル山椒ハイボールも、ユニークな存在。ウイスキーの甘さと山椒の香りがマリアージュし、次の一口を誘う。名前の由来は「うなぎが食べたくなるから」という茶目っ気たっぷりな逸話だが、その軽妙な飲み口に誰もが笑顔になるだろう。 フードメニューも、しっかり充実。 「ハーブポテトフライ」は、ホクホクと厚みがあり、噛めばじわりと広がる香ばしさ。ふりかけられたハーブが、香りの層を一段深くする。これがうなソーと絶妙に合う。油分とハーブのコクを、爽やかな炭酸と山椒がすっと洗い流し、ついついもう一本、もう一口と進んでしまう。 この日の「本日のパスタ」はボロネーゼ。 たっぷりとソースを絡めた仕上がりで、ここでも”酒に合う”という意識が隅々まで行き届いている。バーでパスタ──そんなカジュアルな贅沢も、オーパらしい遊び心だ。『BAR オーパ 門前仲町店』は、クラシカルな美意識と、門仲らしい人懐こさを絶妙に融合させた一軒。正統でありながら、堅苦しさはない。ここにしかないリズムで、夜が優しく進んでいく。 ご馳走様でした。 — BAR オーパ 銀座03-3535-0208東京都中央区銀座1-4-8 銀座ビッグウエストビル5号館 B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002248/