2024.03.30 昼 未来のラーメン王、東京上陸。 ラーメン・つけめん 1000円〜2999円 ★★★★★ アメリカはボストンに乗り込み、人気ラーメン店「Tsurumen DaVis」のご主人としての名声を獲得した大西氏。特にブランディングが秀逸で唯一無二。。2時間のみの営業時間に限定したり、1000日後には閉店すると宣言したり、その希少価値を高めることに成功。1杯2000円以上に設定されておりますが、その価値が長い列を作る要因の1つになっております。 もちろん、味も格別だ、、、そうだ。 なかなかボストンには行けないので、噂だけが耳に届いておりました。だが、チャンスが到来。なんと、大西氏が東京都内にラーメン店をオープンさせたのだ。名前は『NOODLE EDGE TOKYO』、場所は非公開で事前決済で予約した人にのみメールの案内が届く。また、グルメサイトへの掲載をNGにするなど、独自のブランド戦略は日本でも変わりがないようだ。 ラーメンの種類は、「醤油」と「塩」。それぞれ価格は2500円という設定。ラーメンにしてはかなりの高単価だが、これも大西氏のラーメンの地位向上への意気込みだろう。 ただ、それだけの十字架をものともしないレベルの高いラーメンを提供しております。ただ大西氏、ブランディングが上手という男ではない。 ラーメンもめちゃくちゃ美味しいのです。 まずは醤油について。コクと酸味が見事にバランスのとれたカエシに品の良い鶏の旨味を握手させております。優しいのに力持ち、そんなラーメンです。トッピング1つ1つにもこだわりが感じられ、きっちり脇役としての仕事をこなしております。 麺についてもつるんとした食感にアイデンティティを感じますね。”Tsurumen”だけに。 塩は同行者に一口もらっただけですが、これにびっくり。柚子の香り全開の塩スープも秀逸だが、特に手揉み平打ちのオリジナル麺に他にはない新しさを感じます。味変に山椒を使うのもアイデアで、全体的に華やかな食後感が広がってまいります。 彼がゴールは、海賊王ならぬラーメン王になること。未来のラーメン王の東京上陸のチャンスを見逃すな!