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2024.03.18 夜

絶品と蕎麦前と酔う。@蕎麦切り 酒 大愚

そば

赤坂・永田町・溜池

5000円〜9999円

★★★★☆

当店は日本酒を飲む処です。二合以上飲まない方の御入店は御断りします。

虎ノ門にある蕎麦屋『蕎麦切り 酒 大愚』のルールだ。何も厳しいものではない。ただ蕎麦を食べるのではなく、蕎麦前から楽しんでほしいという店主の気持ちのあわられなのです。しかも、蕎麦前となる料理達も実に味わい深く、ルールなどなくとも日本酒は進むこと必至でございます。

蕎麦前に合わせるのはもちろん日本酒で、燗酒ばかり。燗酒って繊細な味わいと香りが引き立つのもあるが、何より体温と近いのが魅力だと思うんですよね。体の中に負荷なく吸収されていく感じ。それもあって、二合など瞬殺でなくなります。笑 蕎麦前はコースにて。鶏料理の存在が目立ちますが、実は蕎麦屋の前に焼鳥店で働いた経験があるのだとか。ぜひ蕎麦だけでなく、絶品の鶏料理にもご注目ください。

「前菜」芽三つ葉の胡麻和えと浅利と菜の花の山葵和え。

「鶏料理」手羽元と新玉葱。玉葱の甘味のあるソースが美味すぎる、、、

「こめたまの出汁巻玉子」白い玉子焼き!?米を餌にした玉子だからこそのアウトプットなのだとか。日本酒とのブリッジも完璧です。

「季節の野菜焼き」走りの筍焼き

「季節の一品」桜切りのお蕎麦。春の香りが美味しい出汁に浮かんでおります。

「媛っこ地鶏と千寿葱の塩焼き」蕎麦前のメインディっす。炭火の香りがたまらない。

真打、そばの登場です。田舎とせいろの二色盛りを。共通して手挽きの自家製粉で蕎麦を作る。せいろのざらつきに手挽き感があり、これが蕎麦の風味を伝える装置になっております。結構な細打ちで、みずみずしさもあり、まるで口の中で踊るように風味の足跡を残していきます。一方の田舎はがっちりとたくましい食感。噛めば噛むほど野趣あふれる風味を残していきます。どちらも甲乙つけがたい、まさに好みの領域です。

気付けは、日本酒は二人できっちり四合。鶏料理を中心とした蕎麦前でお蕎麦とともに堪能させていただきました。ご馳走様です。

蕎麦切り 酒 大愚
03-3597-0359
東京都港区西新橋1-19-10
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13130565/

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