2024.03.19 昼 旨いけど辛い、辛いけど旨い。それが對馬流。@對馬流 南インド系辛口料理店 タリカロ カレー 中野~西荻窪 1000円〜2999円 ★★★★☆ 奈良からカレー激戦区の西荻窪に乗り込んできたカレーショップをご紹介してまいりましょう。 名前は『對馬流 南インド系辛口料理店 タリカロ』、2021年に同地に移転を果たしております。経営するのは對馬啓太郎さんと里香さん夫妻で、お二人の名前を合わせてタリカロということだそうだ。 屋号の中で辛口を名乗るのはなかなか覚悟が入りそうですが、その辛さこそが對馬流であり、最大の個性になっております。ちなみに、インドの中で最も辛い料理を提供するというアーンドラ・プラデーシュ州のカレーをベースにしているんだとか。 辛いからこそ、楽しむためのコツが指南されている。 例えば、タリカロ名物の「タリカロカリー・プレート」には食べ方の順番がある。4種類のカレーがプレートを構成しておりますが、ダル、エビ、キーマ、チキンの順番で味見すべしとのこと。 なるほど、舌が痺れる前に甘い順に食べ進めるべしということか。ところが、甘いことが相場のダルカレーから結構な辛さ。甘味をベースに辛さを加えたダル、 甲殻類の風味に爽やかな辛味を加えた海老までは序の口でキーマ、 チキンと辛味を増していきます。その全てが乱暴な辛さではなく旨味と比例していくようなアプローチ。旨いけど辛く、辛いけど旨いのだ。 そして、辛さのダメージが蓄積されても水に頼ることなかれ。ヨーグルトを混ぜて食べれば、辛味がたちまちマイルドになっていく仕掛け。 辛いだけでなく、辛さから守る方法も一緒に用意されているのが素晴らしい。他にも、チキンカレーのルゥで煮込んだというチキンレッグ、 スパイスの香りのあるターメリックライスなど、 魅力的なポイントはいくつも。 西荻窪の激戦区にあっても十分に勝負できるわけですね。ご馳走様でした。 — 對馬流 南インド系辛口料理店 タリカロ東京都杉並区西荻南3-15-13 高梨ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13255518/