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2024.03.17 夜

草原の料理は、これでもかというラム祭り!@草原の料理 スヨリト

世界料理(アジア)

四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋

5000円〜9999円

★★★☆☆

神楽坂にある『草原の料理スヨリト』を訪ねます。

草原が意味するのはモンゴルのこと。モンゴル人であるスヨリト氏は、羊で有名な味坊グループで腕を磨き、2022年に神楽坂の地で独立。

ちなみに、モンゴルでは衣食住の全てのシーンで羊の恩恵を受けてきたというほど羊と密接な関係があるそう。日本人が魚を食べる知識があるように、モンゴル人には羊をおいしく味わう知恵があると胸をはります。その言葉通り、バリエーション豊かな羊メニューが、そのポテンシャルの高さを十分に見せつけてくれます。

お通しからラム全開!

ラムショルダーの串焼きからスタート。面白いのはタマリスクと呼ばれる枝に刺して焼き上げること。軽い薫香がついており、これも歴史の中で生まれた食文化なのでしょう。玉ねぎや塩を揉み込んで味付けを施しますが、きっと臭みなどを消す知恵なのでしょう。お通しからさっそくモンゴルの文化の中に誘われます。

続いてのラムは、日本人にも定番のラムチョップ。骨つきの背肉の塊から、肋骨と肋骨の間に切り込みを入れた部位。骨つきの旨味の強さが魅力で、たっぷりのクミンがアルコールなどへのニーズを誘発します。そして、名物は豪快に専用窯で焼いた塊肉。今回はもも肉を小サイズでいただきましたが、500g級の大物でございました。笑 

モンゴルの羊の知恵は骨になっても終わらない。ラムの骨肉でとったコラーゲンスープがもう絶品なのだ。臭みはなく旨味ばかりが残った濃厚スープに仕上がります。香妃園のとり煮込みそばを思い出すようなスープでございました。これ必食。

羊はさまざまなアイデア料理にも姿を変えます。

「手作りバンシ」バンシとはモンゴルの餃子のこと。餡はモンゴルの伝統的な発酵白菜。

「シュウマイ」花のようなシルエットの包み方。中身は完全に羊の香りでいっぱいです。

「草原のケバブ(肉多め)」分厚い皮に包まれた中身は肉よりも野菜がたっぷり。スパイスも効いていて食べ応えあり。

冒頭の自信の通り、これでもかというラム祭り。ご馳走様でした。

草原の料理 スヨリト
03-5579-8812
東京都新宿区矢来町82
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13281095/

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