2024.02.29 昼 目黒の名店の新しい仕掛けは、鶏白湯。@Ramen Afro Beats ラーメン・つけめん 新宿・代々木・大久保 1000円〜2999円 ★★★☆☆ ミシュランで評価されるようなラーメンに共通するポイントの1つは、表現力。その手法は様々だが、ラーメン一杯とは思えぬストーリーがそこに感じられるもの。2023年3月にオープンしたばかりでミシュランのビブグルマンに掲載された鶏白湯ラーメン専門店『Ramen Afro Beats』もその1つ。 フレンチ出身の店主の経験がいかされた”泡系”と呼ばれるエスプーマを駆使したラーメンで話題。その真っ白なビジュアルはまるでキャンパスのようで、アートのようにこだわりの食材たちを並べております。その店主、美しい鶏清湯スープで人気を不動のものにした「Ramen Break Beats」のご主人その人。つまり、鶏清湯で成功を勝ち取り、今度は鶏白湯にチャレンジしたというわけだ。鶏の使い手である店主、もちろん鶏へのこだわりが半端ではない。高級焼鳥店などでもお馴染みの天草大王を使っているというから驚きます。特上鶏白湯らぁ麺、1700円。 鶏白湯と聞くとどうしても重たいイメージがあるが、実際は見た目同様に軽やかなもの。香味野菜がふんだんに使われていて旨味の層が作られているのもあるだろうが、泡系とされる軽やかなホイップ感も理由の1つでしょう。クリーミーさもあってか、どこか洋風な雰囲気すら感じさせます。 アーリーレッドやフライドオニオンやレモンなどのトッピングも無縁ではないだろう。そして、味変アイテムとしてスープに浮かぶ、パプリカのエスプーマがその印象を強めております。ラーメン一杯の中にどれだけの仕掛けを用意しているのだろう。麺との絡みも抜群で、ストレートな細麺を上手にコーティングしております。 次はどんなビートを刻んでくるのか、今から楽しみです。ご馳走様でした。 — Ramen Afro Beats東京都新宿区新宿1-16-10https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13282860/