2024.02.19 夜 寿司界のオールドルーキー、日本橋に登場。@鮨 むとう 寿司 東京・日本橋 30000円〜49999円 ★★★★☆ 直近では青山の名店「鮨あお」で二番手として活躍した武藤氏の独立店。 2023年6月、日本橋に新しい寿司店『鮨むとう』がオープンした。大将の名前はもちろん武藤さん。その年齢が50代と聞いて、つい孔子の論語を思い出します。五十にして天命を知る、まさに大将も自分の道を決めたタイミングなのでしょう。 キャリアは抜群で、直近では青山の名店「鮨あお」で二番手を務めた実力派。働き始めた経緯が、鮪の仲卸で有名な藤田水産の紹介だったそうで、もちろん新店でも藤田水産を扱う。つまりは、強い仕入れと実力をすでに持っているということなのです。 つまみは、仕事が味の強さに直結しており、どれもお酒と相性が良い。太刀魚の脂など目を見張る程です。一方で、どうしても冬には味の強い素材が並びがちだが、お椀では素材の味を見事に残すベクトルも見せてくれます。 「縞海老」北海道 「ホウボウ」 「蝦夷鮑」北海道 「毛蟹真薯と菜の花」 「太刀魚と茗荷の甘酢漬け」 「鮟肝の西京味噌漬け」 握りは、やはり修行先の血筋が濃いのか、米酢メインのシャリ。酸味のコクがじっくりと余韻に続いていくのは赤酢が少々混ざっているからか。ネタの中で目立ったのは、やはり藤田水産の鮪。赤身のクリアな旨味は素晴らしく、中トロたちの脂の旨味は言うまでもありません。 「平目」 「墨烏賊」 「真鯛」 「赤身」 「中トロ(背)」 「中トロ(腹)」 「小肌」 「赤貝」 「鯵」 「車海老」 「雲丹」 「手巻き」鮪 「穴子」 「玉子」 日本橋に登場した寿司界のオールドルーキー、一気にスターダムに登りつめるかも!? — 鮨 むとう03-6824-5361東京都中央区日本橋2-10-11 Ordin日本橋ビル 9Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13284188/