赤か、白か、それが重要だ。@ メヂカそば 吟魚

東京都日野市にある人気ラーメン店『メヂカそば 吟魚』を訪ねます。

住宅街にポツンとある店の前では、白い暖簾が風にゆらめいております。実はこの暖簾が重要です。

これが無言のメッセージになっており、赤の暖簾が掲げられた日はメヂカのスープ、白の暖簾が掲げられた日は煮干しもしくは鶏のスープになっております。ちなみに、メヂカとは宗田鰹のこと。きっと品よく且つ濃厚な出汁を提供しているのでしょう。

ちなみに、本日はご覧の通り白暖簾の日。

「本日の煮干の貝塩」、1300円。

本日の煮干しは、あじ、背黒鰯、ウルメイワシ、さば節、うるめ節で構成されております。塩は単純な塩味で勝負しているのではなく、貝を中心とした旨味のある塩の効かせ方。

その旨味を感じさせるのは、とろみというかコクのあるスープのテクスチャーも担っているのでしょう。そして、貝の旨味と煮干しの風味が絶妙に握手しております。麺は細めのストレートで、表面積の多さがスープとの一体感を作っております。

「釜玉中華」

替え玉、和え玉的なポジションで提供されているのがこれ。塩と醤油が選択可能。醤油スープに、鰹節とネギに卵黄を重ねたシンプルなシルエット。タレはかなり濃厚ですが、さらに卵黄がこれを増長させております。麺がかためで歯応えがあって、濃厚スープを堪能する仕掛けの１つに。バランスを取るのに酢を入れてみるのも吉。

ご馳走様でした。

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メヂカそば 吟魚
東京都日野市石田2-9-1
https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132903/13272366/