2024.02.06 昼 1682年。老舗の名物は粟餅。@粟餅所・澤屋 デザート 京都市 〜999円 ★★★★☆ それにしても京都という街には老舗が多い。 まるで金太郎飴のように、どこを切っても老舗が登場してまいります。しかも、歴史が数十年レベルはまだまだよちよち歩きで、数百年レベルを持って老舗と呼ばれます。今回ご紹介する『粟餅所・澤屋』もその1つ。1682年、北野天満宮の茶店として誕生。世は生類憐れみの令の徳川綱吉の時代。ゆうに創業300年超えと、やっぱり京都は老舗の金太郎飴だ。 建屋は老舗にふさわしい雰囲気で、タイムスリップした茶屋のような空間。提供されるのは名物「粟餅」、文字通り粟で作ったお餅だ。ふんわりと柔らかいタッチなのはこれが理由の1つなのかも。賞味期限が当日限りという出来立てだけが作り出せるテクスチャーという部分も大いにあると思いますが。 甘さ控えめの上品なこしあん、きめが細かいきなこと2種いただきました。老舗の1つの価値は変わらないことだと思います。きっと当時は砂糖が高価だったので、当然甘さも控えめだったことでしょう。味付けの方向性も、その価値を継続するキーになっていると思われます。 手土産にもおすすめですが、何しろ賞味期限が当日なのでそこだけお気をつけください。ご馳走様でした。 — 粟餅所・澤屋075-461-4517京都府京都市上京区北野天満宮前西入紙屋川町838-7https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260501/26001539/