2024.01.19 昼 じわじわとブームの兆し。メキシコを代表する料理「タコス」@ロス タコス アスーレス 世界料理(アフリカ) 東急沿線 3000円〜4999円 ★★★★☆ タコス、メキシコを代表する料理がじわじわとブームの兆しを見せている。世界一のレストランである「NOMA」出身のシェフがコペンハーゲンで専門店をオープンするなど、世界的にも人気が高まっております。日本においてそのブームを牽引するのは。三軒茶屋にある『ロス タコス アスーレス (LOS TACOS AZULES)』。 発祥の地であるメキシコからやってきたマルコシェフが、メキシコ由来の伝統に日本の食文化を重ねた新しい料理を完成させております。タコスとは、トウモロコシのトルティーヤに具材を包んで食べるもの。トルティーヤは黄色の生地が一般的だが、ここのトルティーヤは青い。メキシコの在来種であるブルーコーンを製粉しているそうで、実はメキシコ人にとっても馴染みのないものだとか。ちなみに、屋号の”AZULES”とは「青」という意味。青いトルティーヤこそが、同店のアイデンティティというわけです。アタックには塩気が顔を出しますが、余韻には生地の風味が穀物が作る安心感と共に広がります。モーニングタコス5個、3150円。 「アボカド」シンプルなアボカド1カットのタコスからスタート。きっと生地のポテンシャルをビビッドに感じさせるためでしょう。フレッシュなサルサソースとも相性が抜群。美味い。 「春菊と山羊チーズ」フレッシュなチーズと春菊の炒め物もの組み合わせ。山羊の特徴のある風味と調味料の辛さと春菊の独特な苦味が重なって、新しい味わいに。面白い。 「きのこ炒め」メキシコ風炒めというからには、調味料のエッジが強まるかと思いきや、木の子の風味がしっかり残る。素材の風味の残し方はやはり日本的なアプローチに感じます。 「サツマイモと豚肉のモレ」モレとは、様々な食材をすり潰したソースとのこと。チョコレートを入れるのがポピュラーらしいが、嫌な甘さは一切なし。薫香のある豚肉や甘味のあるサツマイモと見事に調和しております。 「カルニータス」味付けした豚肉を炒めたメキシコ料理でタコスの中身として定番のもの。油の風味が味の方向性を決定づけております。 モーニングから5個は重たいかと思ったが、ぺろっといけちゃいました。ザ・メキシカンなタコス専門店ではなく、日本的なエッセンスを加えた進化系のタコス。ぜひお楽しみください。 — ロス タコス アスーレス050-5597-1814東京都世田谷区上馬1-17-9https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13227066/