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2024.01.15 夜

これが家庭料理なら、その家の息子に生まれたかった。@カサリンガ

イタリアン・ピザ

東急沿線

10000円〜29999円

★★★★☆


池尻大橋の裏路地にあるイタリアン『カサリンガ』をご紹介してまいりましょう。

”カサリンガ”とはイタリア語で家庭風という意味。かつては南イタリアの小さな村の名前を屋号の後につけて「カサリンガ ムロルカーノ」と名乗ったそうで、つまりはムロルカーノ村の家庭料理がコンセプトなのでしょう。料理はコースだけでなく、アラカルトでも楽しめるようで、さらには深夜まで営業しているがありがたい。コンセプトも含めて近所にほしいレストラン筆頭です。

前菜にはまさに家庭料理を彷彿とさせるような盛り合わせ。ニョッコフリットを中心に、生ハム、コッパ、サラミ、パテ、チーズが脇を固めます。スパークリングでも、白ワインでもなんでもござれ。家庭の食卓の最初からこれなら、間違いなくイタリアにいたら太ります。だって美味しくて食べ過ぎちゃうもの。

名物の1つが「真蛸のペペロンチーノ」。トマトの酸味と甘味、唐辛子の辛味、そこにたっぷりのニンニクチップを散らします。そのまま食べても十分な満足感があるが、食べ終わってからが本領発揮。このオイルに焼きたてほかほかフォカッチャをつけて食べるのだ。ここでお腹がいっぱいにならないようにだけ気をつけて。笑

ここからパスタ3連発。1つ1つにユニークポイントが設けられます。シェフの個性なのか、郷土料理にひもづくものなのかはわかりませんが、いずれにしても新鮮な体験をさせていただきました。茹で加減などもばっちりで、パスタだけを食べに来たいほどのクオリティー。

「ヤリイカとピーマンのペペロンチーノ」面白いアプローチのペペロンチーノ。クミンのニュアンスが新しい。

「ボンゴレロッソ」南イタリアの名物パスタ。魚介の存在は目立たないが、味においてはバッチリ主張してます。

「ジュノベーゼ」バジルばかりでなくセロリを使ったジュノベーゼ。

メインは、魚に「真鯛のムニエル」、肉に「骨付きラムのステーキ」。前者は牡蠣と青海苔のクリームソースとあわせて、

後者はボリュームたっぷりながらレアで繊細な火入れ。肉自体の旨味でも満足感が強いが、ここに辛味のソースも合わせます。

これが家庭料理なら、その家の息子に生まれたかったです。笑 ご馳走様でした。

カサリンガ
050-5592-5897
東京都世田谷区池尻2-33-8 岩城マンション 104
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131705/13292165/

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