2024.01.13 昼 東京Xのしゃぶしゃぶに悶絶!!@吉井十八 とんかつ・揚げ物 久留米・筑後 10000円〜29999円 ★★★★☆ 福岡県にある肉料理屋『吉井十八』を訪ねます。 うきは市は博多市内から車で1時間以上の道のりですが、それだけの価値のある名店です。屋号はきっとうきは市の吉井町に由来しているのでしょう。十八の由来はわかりませんが、同店の十八番ならば知っております。 もともとは合鴨料理の店として始まったそうで、現在もオンメニューしておりますが、名物のポジションは幻の豚肉「東京X」に移っております。 東京ではそこまで珍しいものではないが、福岡市内はおろかうきは市ではかなり珍しい。最高級の脂の質を持つと呼ばれる銘柄豚に惚れ込み、一頭買いを実現させたそうだ。これを使った同店の名物料理が「シャブシャブ」。豚肉の素材力だけに頼ることなく、スライサーではなく一枚一枚手切りするというこだわりようで、それが味わいにもきっちり反映されております。 鍋の蓋を開けると、白菜の古漬けが浮かぶ。スープは旨味の強い昆布出汁に古漬けの少々の塩気が足されたような印象。ちなみに、豚しゃぶを続けているとふとアクが全く出ないことに気づくが、乳酸発酵した白菜の古漬けがタンパク質を分解するんだとか。 その仕組みはよく理解できなかったが、どこまでも東京Xの魅力を引き出すのに労力が割かれているのがわかります。豚肉を口に入れた途端に、口の中で溶け出す上質な脂。しゃぶしゃぶして脂を落とすので、アタックは強くはないが、余韻に広がる旨味はちょっとびっくりするレベル。これは美味い。 デフォルトのスープで食べれば肉の旨味をダイレクトに感じられるが、ポン酢と合わせてもバリエーションが楽しめます。 スープに落とした豚肉の脂が勿体無い。そう思ったあなたは、もう彼ら手のひらの上です。 高菜と胡麻をまぶしたご飯の上に出汁をかけて食べるお茶漬けが用意されているのです。 東京Xのしゃぶしゃぶは初めての体験だったが、東京Xのとんかつは定番のもの。同店でもとんかつメニューの用意がございます。こちらは脂を衣の中にしっかり閉じ込めているので、もうびしゃびしゃレベルの脂を有しております。ちなみに、揚げ油は劣化を避けるために、東京X専用のものを用意しているんだとか。やはりこだわりが半端じゃない。 ちなみに、しゃぶしゃぶととんかつは要予約なので気をつけて!ご馳走様でした。 — 吉井十八0943-75-4738福岡県うきは市吉井町福益102-5https://tabelog.com/fukuoka/A4008/A400803/40000420/