2023.12.06 夜 美味しい日本料理とともに時を喰む。@時喰み 日本料理 銀座・新橋・有楽町 10000円〜29999円 ★★★★☆ 東銀座の路地裏にある日本料理店『時喰み』へ。 仕掛け人は、工藤淳也氏。ミシュラン店の「銀座うち山」で腕を磨き、同じく本格的な日本料理店「徳うち山」「銀座くどう」をオープンさせた実力派。2019年に開業した時喰みも日本料理店だが、気軽さが1つの魅力になっております。雑居ビルの中にある同店は既出の日本料理店のクオリティーでありながら、全てアラカルトでしかもリーズナブルに提供しているのです。 その象徴とも言えるのが突き出しの「焼き胡麻豆腐」。修行先を含めて、グループ全ての名物に位置付けられる逸品から始まります。外がカリッと、中はとろっとのテクスチャーも流石なら、濃厚な胡麻の風味も食欲をそそります。 もう1つ名物として人気なのが「フォアグラ最中」。西京味噌に漬け込み、のし梅や燻製沢庵と組み合わせることで、フォアグラを見事に日本料理に仕上げます。フレンチにおいてもフォアグラとフルーツの組み合わせなどは定番なので、決して無理のない創作料理になっております。ちなみに、アルコールはワイン押しだったりもするので、特に店のベクトルに合った料理と言っていいでしょう。季節を意識してのクリスマスツリーも可愛らしい。 締めにはこれ、痛風飯。いくら、唐墨、生雲丹、キャビアと、その名の通り痛風を誘発する食材ばかりで構成されます。笑 素材ばかりに頼ることなく、注文を受けてから土鍋で炊いてくれたり、そのシルエットが美しかったりと、高級日本料理店のスピンオフであることの矜持もところどころに感じさせます。 ご馳走様でした。 その他、注文メモ。 「鰻山椒焼き」 「牛すじモツ塩煮込み」 「カニクリームコロッケ」 — 時喰み03-6264-2809東京都中央区銀座3-11-6 鈴木ビル 2Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13233337/