2023.10.29 昼 新感覚!和食材のピッツァ窯料理。@エンボカ 京都 イタリアン・ピザ 京都市 3000円〜4999円 ★★★★☆ 京都らしい町屋を改装した素敵な空間のピッツェリア『エンボカ京都』。 軽井沢で開業し、その後は東京や京都へと店舗を拡大。ちなみに、代々木上原にあった東京店は閉店しているが、働いたスタッフがレシピを受け継ぎ、調布で「poca enboca (ポカ エンボカ)」として経営を続けている。エンボカとは、スペイン語で”口から口へ”という意味だが、まさにそうして人気店になっていったのでしょう。 ランチコース、3300円。 もともとスペインの生ハムとベルギービールの店だったこともあってか、コースの最初は同産の生ハムが担う。ランチだというのに、その塩気についついビールを注文してしまいそう。笑 エンボカの魅力は、ピッツァにだけとどまらぬ”ピッツァ窯料理”。コースの中でも人気なのが、窯焼き野菜の盛り合わせだ。山科茄子や万願寺唐辛子など、立地に即した旬の京野菜が並ぶのが嬉しい。個人的にはお気に入りはズッキーニと椎茸。窯の中の薪の水分を吸ってか、ジューシーなアウトプットになっております。 スープにはバターナッツと南瓜。薫香のあるベーコンが最高に美味い。しっかり窯料理とブリッジさせております。黒胡椒のアクセントも絶妙。 それでは真打の登場。ハーフハーフにできるのが嬉しいポイント。マルゲリータやクアトロフォルマッジなどの定番もあるが、野菜をたっぷり使ったオリジナルピザが面白い。生地は共通してカリッと香ばしく焼き上げつつ、もっちりとした食感。 例えば、この「レンコン」のピッツァ。シャキシャキな蓮根の食感とバジルの風味が両方とも爽やかで面白い。 例えば、この椎茸のピッツァは椎茸の香りが爆発していきます。生地の塩けも素材の旨みを引き出すように機能しております。トッピングの選択に和のエッセンスを積極的に採用しているのも面白い。 窯焼き料理の可能性をもう少し探りたく、鱧の料理も注文。やはり薪の香りが心地よく、さっくりした食感は新感覚。梅肉ソースと白味噌パウダーと合わせるアプローチは、やはり和食材をよく勉強していて面白い。 ご馳走様でした。 — エンボカ 京都075-253-0870京都府京都市中京区西洞院六角下ル池須町406https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26017525/