2023.10.28 夜 イタリアンでありながら、日本を味わう。@ヴェーナ イタリアン・ピザ 京都市 10000円〜29999円 ★★★★☆ 2016年創業、京都の人気イタリアン『ヴェーナ (Vena)』を訪ねます。 イタリア語で”水脈”という意味の屋号。豊富な地下水を擁する京都らしいネーミングですね。イルギオットーネ出身の早川シェフと、ソムリエの池本氏の名前の中に水に関連するワードがあったことが由来だそうだ。店は京町屋を改装したそうで、やはり京都らしい空間が広がります。カウンターから望む坪庭が空間に解放感を与えております。 料理の方向性は、日本の食材の使用に積極的で、その素材の魅力を十分に引き出している印象。イタリアンでありながら、より日本を味わえる素敵なお料理達でございました。なんというか、京都のイタリアンのお手本という感じ。ご馳走様でした。 料理のラインナップはこちら。 「舞茸と松茸のフリット」イタリアンらしくセモリナ粉で揚げたフリット。ソースには秋刀魚を使ったアンチョビのようなイメージ。松茸の産地は韓国らしいが、油やソースの存在感に負けない風味の持ち主。だが、やはり松茸には塩と酢橘が相性がよく、よく食材を理解されている印象です。 「雲丹と鮑のカッペリーニ」蒸し鮑と生雲丹に肝のソースを合わせたもの。濃厚な方向に向かいがちだが、木の芽のビビッドな印象が輪郭を作っております。バランスが良い。 「白甘鯛」アクアパッツァ風のソースで。レアめな火入れと炭火の火入れのコントラストが良い。貝の旨味がたっぷりのソースが主役級の旨さ! 「鮭児のカルパッチョ」サラダ仕立てのアウトプット。柑橘やミントの風味がその印象をさらに強めます。さっぱり。 「天然鰻のリゾット」琵琶湖産の天然鰻を炭火でカリッと。ポルチーニ茸の香りやバルサミコの酸味がアクセントに。 「自家製タリオリーニ」パルミジャーノチーズと合わせたシンプルなパスタ。柔らかいタッチで、口の中にするすると吸収されていきます。一生、食べれそう。笑 エクストラでピエモンテの白トリュフをかけてもらうことも。秋のイタリアン、最高です。 「自家製プリン」 — ヴェーナ050-5596-1778京都府京都市中京区鏡屋町46-3https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26028480/