2023.08.13 夜 アフガニスタン料理ってどんな料理!?@ キャラヴァンサライ包 世界料理(アフリカ) 中野~西荻窪 3000円〜4999円 ★★★★☆ 東中野アフガニスタン料理店『キャラヴァンサライ包』へ。 キャラバンサライとは、かつてシルクロードの商人達の宿泊施設だったり交易品の取引所の名前。つまり、東西のカルチャーが行き交う文化的な装置でもあったわけだ。東中野のレストランも同じで、創業の1988年よりアフガニスタンの食文化を日本に伝え続けております。なかなか見慣れないメニューが並びますが、それもそのはず。 退避勧告が出ている国ということもあって、なかなか我々には馴染みがございません。彼らの食文化を知る貴重なお店なのだ。 アフガニスタン料理の特徴は、国境を接する6カ国の文化の影響を受けていること。主食はナンなのだが、これはお隣のイランの文化の影響でしょう。実は、ナンの発祥ってインドではなくペルシャ(イラン)なんです。他にも、香辛料が多用されることもその1つでしょう。イスラム圏ということもあって豚肉は使われず、羊肉や鶏肉がメインなのも特徴でございます。どうぞ、未知のアフガニスタン料理たちをご覧ください。 「フムス」ひよこ豆のペースト。横には香ばしいミニナンでいただきます。ヘルシーで美味いとか無敵でしょ。 「カバブ、ムルグ、コフタセット」カバブはスパイスでコーティングしてシンプルな羊肉、ムルグは香辛料のペーストに漬け込んだ羊肉、コフタは羊肉とスパイスを混ぜた肉団子。どれも羊らしい癖があるものの、ハーブ使いが絶妙でめちゃくちゃ美味。 「羊のカラヒィ」同店の名物の1つ。 カラヒィとは鉄鍋のことで、ナンと一緒に楽しむのが定番。羊肉、トマト、ししとう、生姜あたりが登場人物。羊肉のいい意味で癖のある風味に、トマトの酸味や生姜のアクセントが効果的に。たっぷりのコクも好感度が高く、なかなかの強さを持つ辛味は食欲を無限に刺激してきます。こりゃ、うめぇ。 「ラグマン」締めはこれ。羊の挽肉とトマトとししとうの胡麻ダレ和え麺でございます。 自家製麺だそうですが、生パスタみたいにもちもちの食感が特徴です。シルクロードの麺料理、最高です。 その他、注文メモ。 「パクチー豆腐」 「ラムロースのたたき」臭みがない。むしろ欲しいくらいw — キャラヴァンサライ包03-3371-3750東京都中野区東中野2-25-6https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131901/13006879/