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2023.05.20 夜

多くを触らず、旨味を引き出す。@花いち

日本料理

名古屋市

10000円〜29999円

★★★★☆

不触不味。

これは、名古屋の浄心にある名店『花いち』の門戸に掲げられる扁額だ。多くを触らずに素材の旨味を引き出すという意味。確かに花いちの料理はシンプルだし、奇を衒うこともない。だからこそ、1つ1つの優しい料理が深い安心感を与えてくれるのです。主人の花市銀蔵氏の寡黙な雰囲気もまた、同じ哲学の延長にある。過度な演出や接客などなくとも、満足感を十分に感じさせるのだ。現代のグルメブームに、ある意味ではアンチテーゼのようなお店でございます。

料理の提供方法も然り。

ご主人の自筆のメニューから好きなものを注文する仕組み。つまりは、アラカルト。刺身、冷菜、焼肴、揚物、煮物、汁物、どれも魅力的で頭を悩ませますが、好きなものを好きなだけ、そんな最高の贅沢を提供してくれるのです。

もう1つ、同店が強いこだわりを見せるのが地産地消。地物の魚介や野菜だけでなく、名物もまた名古屋飯の1つである「天むす」だったり。この天むす、そのシルエットから「ペンギン」と呼んだり、そのクオリティーから「宇宙一」という声もあるほど。塩の効いたおむすびと、海老の油の風味がたまらなく、幾つでもいただけちゃうほど。

その他の料理のラインナップ。

「刺身」鯛、鱚、メジマグロ、アオリイカ

「刺身」太刀魚、石鯛

「刺身」こち

「渡り蟹」

「はんぺん」目の前で作られる工程が楽しい。

「かくや」茗荷と胡瓜と沢庵の和物。それだけなのに、それだけじゃない。

「鯛の木の芽焼き」しっとりとして火入れ。

「だし巻」

「〆あじ握り」

「牛肉と茗荷の鋤焼」甘い味付けの中で茗荷のアクセントが光る。

「こちと焼き茄子の吸物」

「卵かけご飯」湯どうしした珍しいTKG !

「やきもち強餅」

「きつねそば」

花いち
052-524-2876
愛知県名古屋市西区児玉2-4-13
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230109/23013684/

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