2023.02.21 夜 焼鳥歴18年、ベテラン中のベテランの独立。@焼鳥 ひら野 焼鳥・焼きとん 銀座・新橋・有楽町 10000円〜29999円 ★★★★☆ 焼鳥歴18年、ベテラン中のベテランが独立した。 寿司業界には「シャリ炊き3年、合わせ5年、握り一生」なんて言葉があるが、焼鳥業界には、串打ち3年、焼き一生という言葉がある。今回ご紹介する、2022年創業の東銀座の焼鳥店『焼鳥 ひら野』の大将は、この修行期間を軽々と超えるベテランだ。大将の平野郁侍氏は、麻布十番の名店「鳥善瀬尾」で10年も腕を磨き、東京ステーションホテルの支店で8年も店主を務めたそう。串打ちの段階はとうに終了し、一生学ぶべき焼きのレイヤーに突入している実力派なのだ。 料理はおまかせコース、8800円のみ。 大将は、江戸の食の四天王(鰻、寿司、天麩羅、蕎麦)に続くジャンルとして焼き鳥を進化させたいという、心意気で串を焼き続ける。ちなみに、焼鳥の文化は平安時代から始まっていると言われるので、歴史的には四天王より上でもいいはずだ。笑 料理は鶏料理という枠にこだわらず、日本料理の雰囲気の皿を用意するのも、焼鳥の地位向上を目指してのことなのでしょう。料理の最初に供する御神酒も同じ想いからかもしれない。使用するのは甲斐信玄鶏、関東圏という地の利を活かした新鮮さが売りだとか。そのおかげかわかりませんが、弾力も感じる歯応えに特徴があり、食感の先にじっくりした旨味を有しております。鶏肉自体はさっぱりめなのか、塩やタレの甘さなどは強めに設定しているようで、その味付けも本能的な満足感を与えてくれます。 料理のラインナップはこちら。 「菜の花、大根餅、鯛の子の旨煮」 「じゃこサラダ」 「せせり」 「胸小肉」 「レバー」 「よもぎ麩」 「新玉葱とのれそれ」 「つくね」 「赤肉」 「浅利と九条葱のクリームコロッケ」大将の地元が深川の近くだそうで、深川名物をコロッケに。 「膝軟骨」 「空豆」 「かしわ」 「手羽先」 「親子丼」 「玉子プリン」 — 焼鳥 ひら野03-6281-5958東京都中央区銀座8-12-15 全国燃料会館 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13267696/