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2023.01.17 夜

胡麻油香る石頭楼の鍋。六本木から麻布十番に。@石頭楼 麻布十番店

鍋・おでん

六本木・麻布・広尾

10000円〜29999円

★★★★☆

六本木時代の『石頭楼(スートウロウ)』をご存知ですか?

もう20年以上も前でしょうか、広告代理店時代にイケてる先輩達によく連れて行ってもらったのを思い出します。今でこそ紹介制のレストランも珍しくないですが、当時紹介がないと入れないハードルの高さは業界人にぴったりだったんでしょう。マスコミや芸能、それに政治家の姿なども多かったお記憶しております。看板も出ていないですが、胡麻油の香りが目印で、そればかりは隠すことができておりませんでした。笑 

現在、その場所には石頭楼はない。

2017年にマンションの老朽化によって移転を余儀なくされたそうです。今では石頭楼の味は、支店として展開していた六本木アネックス店と移転先となる麻布十番店で楽しむことができます。場所が移るのにあたって、紹介制も撤廃して誰でも予約が可能に。インターネットの普及もあって、いろいろと隠すのが難しくなったためなんだとか。ただ、麻布十番店では相変わらず看板はありませんでした。どうみても個人宅の一軒家。笑

屋号に含まれるように料理には存在感のある石鍋が使われる。韓国の宮廷料理として始まり、台湾で人気を獲得した鍋料理なんだそうです。

鍋にたっぷりと張った胡麻油で、豚バラ肉を炒めて、そこのスープを投入する。

ここに野菜や魚介をどんどん投入して煮込んでいきます。この間は終始、鼻腔をくすぐられ続けます。もう我慢できない!というタイミングで、各位の取り皿にお店の方が取り分けてくださいます。

このままでも胡麻油の風味が抜群な働きをするが、「ポン酢ダレ」と「卵と豆板醤のタレ」が用意されます。

さらに、この状態でもそれぞれのエッセンスを楽しめるが、味変に用意された腐乳とニンニクがたまらないのだ。中毒性を感じるほど、脳にダイレクトに満足感が到達します。美味しいのではなく、旨いのだ。肉に魚介に海老餃子に。

そして、最後の締めにシンプルな中華麺。詳細までは記憶していないが、この味は間違いなく石頭楼でした。ご馳走様です。

石頭楼 麻布十番店
03-6277-6763
東京都港区東麻布3-8-11
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13210875/

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