2022.12.12 夜 ジンギスカンを1つ上に。@銀座 ひつじ座 焼肉・肉料理 銀座・新橋・有楽町 10000円〜29999円 ★★★★☆ ジンギスカンを1つ上の料理ジャンルへと引き上げようとしている店がある。 名前は『銀座 ひつじ座』、もちろん場所は銀座にございます。ジンギスカンといえば安くて美味いが定番だが、ここは高級イメージの銀座に相応しいスペックを備えている。例えば、提供するジンギスカンの素材へのこだわり。国産の羊肉の割合は僅かに1%程度と言われておりますが、その中でも希少価値の高いサフォークラムを使用しております。幻と呼ばれることもあるが、これが大袈裟ではないこともわかってもらえるでしょう。 提供方法も然り。ジンギスカンといえば専用の鍋でモクモク環境で食べるのが通例。ところが、同店ではスタッフが1枚ずつを丁寧に焼き、それぞれに部位に適した食べ方を提案してくれるのです。そして、ドリンクの話。このジンギスカンにはまたワインが合うのだ。すっきりとしたクリアな風味にはブルゴーニュのワインがよく似合う。白ならシャルドネ、赤ならピノノワールがぴったりだ。 さっそくコースの内容を紹介してまいりましょう。 一頭から6切れしかとれぬというタンからスタート。つまりは幻の中の幻だ。しかも、タンさき、タン中、タン元の食べ比べ。これが不思議でタンさきには癖があるが、タン中は香りも風味も上品。タン元にはしっかりとした食感がある。同じ舌の中でこれほど個性が出るとは。。。食べ比べにしっかり意味を感じさせます。 ジンギスカンは「前足」「後足」「バラ」「スネ」の盛り合わせから。 全体的にすっきりした風合いだけに、ニンニク入りのタレが大活躍。ただ、それぞれに個性があり、特にバラ肉のたっぷりの脂には十分なインパクトもある。 「ロース肉」「肩ロース」このあたりになるとさらに脂の存在感が強い。また、最高級の部位である「シャトーブリアン」ともなると、柔らかさとクリアな味わいに驚かされます。山ワサビで食べるが、何らかの刺激がほしいほどだ。 締めを務めるのはガーリックライスとスープ。 ガーリックライスは有無を言わさぬインパクトがあるが、実はスープのほうに大きな驚き。白味噌仕立てのスープに、羊の独特な風味が乗っかる。これ、もしかして発明ではないかというほど素晴らしい出来だ。くたくたのじゃがいもなど入れたら、美味しいだろうなぁなんて想像してしまいました。 ご馳走様です。 — 銀座 ひつじ座050-5456-9146東京都中央区銀座7-8-1 丸吉ビル 4Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13205349/