焼鳥から小料理、そして日本料理へ。@赤坂 藤田

福岡の赤坂にある日本料理店『赤坂 藤田』へ。

本格的な日本料理にふさわしい設えで迎えてくれますが、そのキャリアがとても面白い。屋号の変化とともに、ステップアップを繰り返しているのです。最初は焼鳥店「焼鳥あきちゃん」として町の焼鳥屋からスタート、そして「赤坂あきちゃん」と名前を変えて、小料理屋のようなアラカルトスタイルで和食を提供。このときにミシュランのビブグルマンを獲得。そして、現在の屋号に名前を変えて、本格的な日本料理を提供するに至ったそうだ。

全体的な印象はセンスの良さ。日本料理の基本から大きく逸脱することのない、センスを感じさせる創作性が映える。地産を中心とした構成で、安定感がありバランスの良い食事は、いい意味での日常使い向き。毎日食べても飽きがこない、そんな印象です。大将のお人柄による居心地の良さもこの印象を強めているのかも。あらゆる点でステップアップしてきた経験の結果なのでしょう。

食事のラインナップはこちら。

「先付」牡丹海老のジュレ、枝豆のピュレ、賀茂茄子。それぞれがしっかりめ味ながら、穂紫蘇で爽やかなアクセントを。

「里芋饅頭」毛蟹の出汁と味がベース。それに菊の花が華やかさを作る。

「最中」栗、鳴門金時、フォアグラ。

「鰻」素材の甘さがしっかり伝わる蕪とともに。

「無花果」白和えにて。胡麻とヘーゼルナッツが濃厚で美味。

「イクラ」酢飯で

「松茸」茶碗蒸しにて

「のざき牛」冷しゃぶで。酸味が余韻に広がり重たさを感じさせない。

「秋刀魚」秋刀魚とフルーツトマトと蓮根のご飯

「洋梨」ヨーグルトのアイスとともに。

—

赤坂 藤田
050-3627-5543
福岡県福岡市中央区赤坂1-7-23 弁護士ビル 1F
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40049025/