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2022.08.30 夜

立ち食い寿司は次のステージへ。@立喰 鮨となり

寿司

六本木・麻布・広尾

10000円〜29999円

★★★★☆

立ち食い寿司とは、実は寿司の原点である。庶民が気軽に楽しめる屋台としてスタートしたのだが、今では一人3万円を超えるなんて当たり前の高級料理に。その後は、立ち食いの文化は「魚がし日本一」「すしの美登利」などのチェーン店を中心に受け継がれております。つまり、オペレーション重視で安価なコストを実現するのが立ち食いの強みということでしょう。

だが、近頃、高級店による立ち食い寿司への挑戦が目立つ。、高級店のクオリティーを担保しながら、安価なコストを実現しようとしているのです。「龍尚」による「立喰い寿司 あきら」、「鮨 りんだ」による「ブルペン」などがそれだ。そして、今回ご紹介する『立喰 鮨となり』もその1つ。麻布十番の名店「鮨 秦野よしき」によるプロデュース、場所はその隣にあるのが由来だ。

物件は熱源がないという環境ながら、隣という立地を最大限に活かして乗り越える。ネタは共通のものを使い、シャリは隣の本店から運びいれる。つまみは出さずに握りに特化することで、熱源を必要としない最小単位の店を作り上げております。当然、これがコストの低減につながっているのでしょう。まさに、オペレーション重視で安価なコストを実現する、立ち食いの強みを持ち合わせているのです。

秦野よしきの魅力の1つといえば、王道と邪道の入り混じる遊び心。そのエッセンスもきっちり引き継がれます。隣を預かる大将のキャラクターも抜群なら、タブレットに書かれたネタの紹介文など、ユニークが過ぎるほどでございます。笑

もちろんネタには自信があり、鮪はやま幸、穴子はウエケンと超一流の仕入れ先を使う。シャリはご紹介の通りだが、少しだけ酸を強くしているそう。立ち食いという短い時間で満足感を作れるように、インパクトを作っているんだとか。考えてますねぇ。締めて60分で1.3万、これは間違いなくニーズがある。これからも、高級店による立ち食い寿司の流れは続きそうです。ご馳走様でした。

ラインナップはこちら。

「車海老」芝海老のおぼろ入り

「茄子の揚げ浸し」

「鰆」藁燻し

「鮪」大トロ

「鮪」赤身漬け

「鮪」中トロ

「雲丹手巻き」

「ノドグロ炙り」対馬

「小肌」天草

「穴子」

「鯵」

「マグベスト」マグロのエベレスト

「とろたく」

「醍醐味」チーズケーキのような玉子焼き

「おはぎ」一瞬うっとなったが、米を餅と考えれば、相性は悪いはずもない。

立喰 鮨となり
050-5872-1512
東京都港区麻布十番2-8-7 M2K Holding BLD. 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13267404/

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