2022.06.02 夜 銀座にまた素晴らしい寿司店が誕生した。@寿司 健 寿司 銀座・新橋・有楽町 30000円〜49999円 ★★★★☆ 世界一の寿司激戦区に新しい店が誕生した。名前は『寿司健』、屋号は大将のお名前から。鮨あらいで個室を任されたほどの実力派の渡辺健氏、満を辞しての独立です。その他、久兵衛、かねさか、すし匠、龍次郎など数々の名店を渡り歩く。実績や実力はもちろんのこと、それに負けず劣らずの人柄もまた魅力的。開業にあたって修行先から、カウンターや器をプレゼントされたなんてエピソードがその証拠の1つでしょう。 ミトミえもん、初めましてではあったが、すぐに大将のファンになりました。彼の魅力は謙虚であること。あっという間に人気店のポジションを獲得しても全く偉ぶる様子がありません。彼の魅力は感謝が根底にあること。店内に堂々と掲げられる書は個室時代のお客様からのプレゼント。そして、胸に書かれた”健”の文字はお母様からのプレゼント。そして、彼の魅力はお茶目なこと。我々を常に楽しませてくださいます。 そして、最大の魅力はもちろんつまみや寿司だ。 まずは、つまみ。個人的には甘く炊いた「稚鮎」や 脂の旨味がとろけるような「キンキの酒蒸し」などがお気に入り。 すし匠譲りの「鮟肝スイカ」などとも出会えます。技術やネタ、各店の魅力が随所に込められます。これもまた謙虚や感謝がおりなす技といっていいでしょう。 「真子鰈」 「蝦蛄」子持ち 「牡丹海老」立派なサイズ 「平貝」定番の丸山海苔店。海苔の香りと平貝がベストマッチ。 「毛蟹」蓴菜とともに 「鰹」山わさびとともに。そのものがつまみとして機能しております。 続いて、握り。シャリは赤酢。酸、大きさ、かたさなど、存在感のある仕上げ。ネタはこれに合わせるように、青魚は締め方がしっかりで、ギュッと風味をダイレクトに伝えてくる。また、やま幸の鮪達の酸と脂もシャリと上手にマリアージュさせております。独立早々、自分のシャリを提案できているのが素晴らしいですね。「春子鯛」 「鱒」 「小肌」 「赤身」 「中トロ(背)」 「中トロ「腹」」 「大トロ」 「小柱」 「鯵」 「雲丹」 「煮蛤」 「太巻き」 「玉子」 改めて、寿司健の魅力を。謙虚であること、感謝をすること、お茶目なこと、そして何より美味しいこと。また銀座に素晴らしい店が誕生した。 — 寿司 健03-3575-7880東京都中央区銀座7-11-6 GINZA ISONOビル 2Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13271362/