新しい家系を目指して。@王道家直系 IEKEI TOKYO

家系ラーメンの”王道”といえば、もちろん総本山である吉村家に続く系譜だ。

かつて家系四天王とまで呼ばれた直系の、王道家。まさに王道を歩くラーメン店だったが、現在は総本山との袂を分かつ。様々なインタビュー記事を拝見したが、ビジネスそのものの方向性に違いがあったようだ。例えば、吉村家の系列では独立店以外に新店舗を展開するのが許されないそうで、きっと自分のラーメンにこだわれという教えなのでしょう。一方の王道家では、積極的な出店を行っており、自分の味を多くの人に味わってほしいという想いなのでしょう。きっと、どっちも正解だ。

さて。

そうした店舗展開で昨年オープンした『王道家直系 IEKEI TOKYO』を訪ねております。柏に本店を構える人気店にとって意外にも初の東京進出店でございます。家系を”IEKEI”とローマ字表記したところに強い意志が感じられます。家系を世界へ、という想いがあるのかもしれませんね。

ネギラーメン白（和風スパイス）900円

定番のチャーシュー、ほうれん草、海苔などに加えて山盛りのネギをトッピングしたメニュー。ネギの存在感が強すぎて、いい意味でも悪い意味でもスープや麺の存在感を後退させてしまったかも。純粋にスープと麺を味わいたい人には普通のラーメンをおすすめします。

その中での印象ですが、スープはいわゆる”王道”の家系に対して、豚骨の味わいを含めパンチ力が強いイメージ。一般的なラーメン店の何倍もの量のガラを使っているそうだ。麺は定番の酒井製麺ではなく、自家製の中太麺を使用。どうしても比較になってしまうのですが、酒井の麺よりも小麦感が強い印象。一体感は前者に譲るが、後者は後者で面白いアウトプットになっております。ご馳走様でした。

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王道家直系 IEKEI TOKYO
東京都千代田区外神田5-2-7 外神田下村ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13261243/