2021.11.07 夜 焼鳥をコース料理に!@焼鳥スエヒロガリ 焼鳥・焼きとん 東急沿線 5000円〜9999円 ★★★☆☆ 中目黒の高架沿いにある焼鳥店『焼鳥スエヒロガリ』へ。 なんとも縁起の良さそうな焼鳥店は、ただの焼鳥店ではない。料理のアプローチに、日本料理やフレンチのエッセンスが散りばめられます。シェフ自身もフレンチ出身だそうで、その要素が入ってくることは必然だったのでしょう。ただし、やりすぎることなく”焼鳥”の範疇で遊んでいるのが好感度が高い。 日本料理のエッセンスを感じさせるのはコースの構成。椀物の代わりに「つくね」のおでんがあり、向付の代わりに「ささみ」の刺身が用意されております。 前者の軟骨入りのつくねには出汁の旨味が浸透、後者はおろしポン酢とともにさっぱりといただきます。 フレンチ等の洋のエッセンスは串を除く料理達から。「テリーヌ」や「グラニテ」、締めとなる「オムライス」など。テリーヌとは、具材と敷き詰めた料理だが、その具材は黄身や軟骨などが務めている。そう、焼鳥屋らしいテリーヌになっております。 口直し的なや役割を担うグラニテの味は山椒。焼鳥の調味料といえば、山椒か七味と相場が決まっております。 オムライスと銘打った締めは、土手煮とスクランブルエッグといった方がイメージが近い。デミグラスのような味わいのソースにもきっちり鶏達が隠されております。 コースの中に串は7本。 「もも」皮付きもも、しっかり脂のっててジューシー。やや塩気強いが、お酒があればむしろポジティブ。 「つくね」タレの香ばしさ! 「ぼんじり」濃厚なタレ味で甘さが漂います。 「はつ」食感と脂の持ち主。 「ささみ」柚子胡椒と。多少パサツキが気になるか。 「椎茸」バター醤油乗せ。もう少し椎茸の旨味が強いと良かった。 「手羽先」雄と雌の食べ比べ。飯に卵いれちゃう感じはセンスがいい。見えるかな? 焼鳥を日本料理やフレンチのようにコース仕立てに仕上げた焼鳥店。ご馳走様でした! — 焼鳥スエヒロガリ050-5571-7066東京都目黒区上目黒3-6-4https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13180172/