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2021.09.29 夜

ついに叶った、グシテへの初訪問。@グシテ

イタリアン・ピザ

大阪市

10000円〜29999円

★★★★★

天満橋エリアにあるイタリアン『グシテ(gucite)』へ。

仲のいい料理人やグルメ友達が絶賛するイタリアン。念願叶っての初訪問です。カウンター8席とテーブル1卓をワンオペで仕切る、そんな西尾シェフがまた驚くほどイケメンでイケボ。そして、本場イタリアでの修行経験を駆使した料理もまたイケメン、いやイケメシ。

料理は素材を活かした本質的なものが多く、シンプルでありながら華やか、豪快でありながら緻密、カジュアルでありながら高尚。我々をそんな両価的な雰囲気を纏う、素敵な料理達でございました。最高!!

「水牛モッツァレラ」
我が地元、木更津が誇る日本唯一のモッツァレラ職人によるチーズ。しっとりとしたチーズのアタックの先にある濃厚な味わいがたまりません。酸味と塩味のバランスがよく、これがフルーツ達と相性がいい。バジルが作る華やかさもいいアクセント。合わせてくれたアルザスのオレンジワインとバッチリの相性。

「〆鯖のブルスケッタ」
イタリアの前菜の定番のブルスケッタ。パンとチーズと〆鯖、そこにサルサ・ヴェルデを重ねた一品。脂の乗った鯖と青っぽいニュアンスのサルサ・ヴェルデがガッチリ握手。チーズが若干のジャンク感を生み出し、より満足感の高いものに。鯖サンドに感じる幸福感に近いが、上手にイタリアンに昇華しております。

「豚のロースト」
バスク地方のハムを低温調理。これに合わせるのがトンナートソースといい、イタリアでは定番のいわゆるツナソース。適度な酸味と強い味わいがやはりワインとの相性がいい。ちなみにワインもシェフ厳選のナチュールワインばかり。ハイセンスなマリアージュにも驚かされます。

「鰯のベネチア風」
いわゆる南蛮漬け。酢だけで調味したとは思えぬ完成度。干葡萄や玉ねぎが甘さを作り出しております。これぞ、素材リスペクトな一品。素晴らしい。

「木下牛」
ミートソースとイチジクとともに。胡椒の刺激が食欲をそそる。それにしてもフルーツの使い方がうまい。

「トリッパ」
トマトの存在感が少ない。味をごまかす必要がないのだ。トリッパそのものの旨みを上手に引き出す、甘味は豆が補完しております。

「鰹」
上にはジュノベーゼ、下にはカポナータ。やはり自然食材達が味わいの強さを作り出します。鰹自体もシチリアの魚醤で漬けたものだそうだ。

「舞茸のフリット」
甲殻類を食べているカサゴや金目鯛がソースの源。同じ説明の繰り返しになりますが、素材を使い方が秀逸です。

「タヤリン」
一番楽しみだった一品。なるほど、この食感と風味は素晴らしい。具材やチーズ達の旨味を吸収したかのような一体感の強さ。今回はイタリアンの定番のポルチーニではなく舞茸。このタヤリン、きっと何が上物になろうと美味いに違いない。なかなか訪問が叶う店ではございませんが、ぜひ違う種類のパスタも食べてみたい。

最後に、グシテ(gucite)というネーミングについて。イタリア語なのだと思いきや、古語の「具して」という言葉に由来しているよう。”連れ立つ”とか”縁づく”という意味があるそうだ。今回は、大阪にる親友にグシテに連れ立ってもらい、シェフとの縁ができた。そう、グシテに具して、グシテと具したのです。最高のディナーを提供してくれた友人と西尾シェフに深く感謝。ご馳走様でした。

グシテ
06-6809-7376
大阪府大阪市北区天満2-7-1 末澤ビル 1F
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270104/27093817/

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