はい、ハンバーグでええです。@グリル ピエロ

「ハンバーグでええか？」

席に着くや否や、必ずこの言葉が飛んでくる。肥後橋にある老舗洋食店『グリル ピエロ』の話である。創業から40年ほどというレストランを切り盛りするのは老夫婦。冒頭は、接客を担当するお母さんの言葉だ。

メニューは、ハンバーグと牛焼肉と２種類あるのだが、お母さんの先制攻撃に耐えられる客などいない。14席に着席するお客さんは見事に全員ハンバーグを食べておりました。もちろんミトミえもんも抗えません。笑

鉄板の上で提供される定食の構成は、もやし炒め、ポテトフライ、ハンバーグ。主役であるハンバーグはつなぎが少ないのか、肉そのものの味が目立つアウトプット。やや硬めな食感がこれを強調します。

チーズがコクを与えるのは予想通りだが、隠し味になるレーズンが非常に個性的。甘味や酸味をハンバーグに付与しております。デミソースは意外とすっきりしたもので、立場としては脇役のポジションという感じ。あくまでハンバーグ、ひいては肉そのものをお楽しみください。

それにしても気持ちの良い接客。タメ語など１つも気になりません。味を求めてのお客さんも多いでしょうが、このご夫婦とのコミュニケーションを楽しみにしている人も多い事でしょう。ご馳走様でした。

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グリル ピエロ
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