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2021.09.24 夜

博多の人気寿司店の一番のお気に入りは、、、、@鮨 かんび

寿司

福岡市

10000円〜29999円

★★★★☆

最寄駅は呉服町、中洲から徒歩圏内にある鮨店『鮨かんび』を訪ねます。

寿司先進国である博多にあって、高い評価を獲得する人気店でございます。大将の接客が穏やかで居心地がよく、テンポよくつまみと握りが提供されていきます。大将は大阪や福岡で腕を磨いたそうですが、修行先では江戸前の技術を学んできたそう。

江戸前の技術と九州のネタの融合、そして博多の寿司屋に多い柑橘使いで、これを積極的に取り入れております。さっそくコースの内容をご紹介してまいりましょう。

まずはつまみ。説明通り九州の素材ばかりが並びますが、改めて九州の魚介の豊かさを感じずにはいられません。これまた説明の通りでほとんどの料理において柑橘を使う。多少好みの分かれるところかもしれませんが、脂がたっぷりな赤ムツなどでの柑橘使いは秀逸。

「鱧松」王道の組み合わせで相性は疑うべくもないが、さらに九州産同士の組み合わせ。

「アラ」九州ではアラはクエのこと。中には天草の雲丹。柑橘が強めなのは博多前の特徴の1つ。

「鮑と蛸」それぞれ唐津産と長崎産。

「いくら丼」ここにもやっぱり柑橘びったり。

「赤ムツ」長崎産の赤ムツは西京焼きに。徹底した柑橘使いだが、脂との相性はばっちり。

「もずく酢」山芋とともに。酸味よりも出汁の強さに個性あり。

「茶碗蒸し」これも九州らしいいりこの出汁。干し椎茸や鶏団子が卵の中に隠されます。

続いて握り。シャリは小さめ、米自体も小さめな印象で非常に食べすすめやすい。シャリの表面積が多くなるからか、赤酢のマイルドな酸味が心地よく広がっていくような印象です。

雲丹や小肌など全国区の九州の食材は説明をするまでもなく美味い。金額的にピンピンの素材ばかりをひいてるわけではなかろうが、非常に納得感のあるクオリティー。一番のお気に入りは干瓢で、ふんわりとした食感は秀逸でございます。

「槍烏賊」

「鰆の昆布締め」

「中とろ」

「小肌」天草

「ミルガイ」

「赤雲丹」唐津。旨味が強く、ソースのようにとろけていきます。

「車海老」塩と甘酢で締めたもの。海老の風味は余韻でゆっくり広がります。

「吸い物」めかぶとカイワレ

「穴子」温度が高めでほろほろなアウトプット。香ばしさが強い。

「玉子」

あ、そうそう。1つご紹介を忘れておりました。何度もお代わりをお願いしてしまったアイテムを最後にご紹介。ガリと一緒に提供される沢庵が驚くほど美味い。鰹節を和えただけのシンプルな造りなのですが、つまみによし、口直しによし。つまみや握りとともに、ぜひ沢庵も楽しんで見てください。ご馳走様でした!

鮨 かんび
092-271-1308
福岡県福岡市博多区綱場町1-11 飯尾ビル 1F
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400106/40038828/

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