2021.08.21 夜 路地裏にひっそりと佇む隠れ家寿司。@鮨 海界 寿司 六本木・麻布・広尾 10000円〜29999円 ★★★★☆ 六本木の路地裏にひっそりと佇む鮨店『鮨 海界』へ。 読みは”カイカイ”、神の国と人の国とを隔てる境界線という意味。大昔は人知の及ばぬ海の果ては神々の国とされていたのですね。寿司屋の必需品である魚介を提供してくれる、そんな海への感謝や畏敬の念が込められているのでしょう。 大将は北海道で修行を重ね、若くして東京で独立を果たしております。経歴を活かした北海道ならではのネタやユニークなアプローチもあり、いわゆる王道の江戸前寿司とは違った個性を見せてくれます。 つまみで一番のお気に入りは「鰹」。卵黄醤油を絡めていただくが、まったりしそうなところを炙りの風味が解決。正直、これは丼で食べたい一品です。 その他のつまみは、、、 「松皮鰈」 「銀鰈と磯ツブ貝」この西京焼きもご飯が欲しい。笑 ご飯がなければ優秀なつまみとして活用しましょう。 「縞海老の茶碗蒸し」出汁入りのポン酢がいい仕事。 「蛤」水を使わぬという蛤の旨味だけの一品。濃厚な旨味は胃に染み渡る。 握りは、白シャリ。緩めで柔らかめなアウトプットだが、塩気がしっかりな分エッジは立っております。自然と口溶けがよくなり、ネタの風味が際立つ結果につながります。非常に安定感のある寿司ばかりで、食通達が通うという評価も納得ができます。 握りの後に登場する汁物に驚き。あら汁的な発想なのだが、魚の脂がたっぷり浮いており強烈な旨味を作ります。山椒もビシッと効いており、もはや絶品のスープと言っていいでしょう。 ちなみに、握りのラインナップは、、、 「春子鯛」 「鰆」 「金目鯛」 「赤身」 「中トロ」 「新子」 「車海老」 「馬糞雲丹」 「穴子」 「玉子」 ご馳走様でした! — 鮨 海界050-5596-2343東京都港区六本木7-9-6 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13214785/