2021.07.17 昼 夏に食べたい、斬新な鰻アウトプット。@寿々喜 鰻 大井・蒲田 3000円〜4999円 ★★★☆☆ 2021年の土用の丑の日は7月28日。一足早いですがで鰻をいただいてみましょう。ところで、土用の丑の日に鰻を食べる文化は、平賀源内の考えた鰻屋の前に書かれた「本日土用丑の日」の看板から始まっている。鰻は夏バテ防止にぴったりとか言われておりますが、実は鰻屋の売上が夏に低下することから考案されたコピーと言われております。 ってことは、本来的に夏に鰻の需要はなかったということ。コピーの偉大さを感じつつも、暑い季節にこってりした食べ物は敬遠したいことも理解ができます。これを解決する夏に食べたい鰻のアウトプットが、蒲田の鰻店『寿々喜』にある。鰻といえば白焼と蒲焼が一般的ですが、ここでは第3の料理を実践しております。これが夏の暑さにぴったりなのです!創業1935年と老舗中の老舗で提供しているのは、、、 鰻のたたき御飯、3600円也。 整列されたフォトジェニックなシルエットで登場。円を描くように白焼の鰻を盛り付け、中央には大量の葱ともみじおろしを配す。脂の強さが際立つ鰻だからこその理にかなったアウトプット。もみじおろしの辛さ、シャキシャキのネギ、そしてさっぱりのポン酢が鰻の脂と調和しようとしております。それでもなお脂を感じられるのは鰻の底力。炭で焼いた香ばしさもいいアクセントになっており、これがまたエッジを立たせております。 せっかくなので定番の鰻重はこんな感じ。3段階の用意がありますが、特上にあたる赤重がこちらになります。江戸前のふんわりとした鰻を炭の香りでコーティングしております。タレの味わいなどはしっかりめなので、やはり夏には少々重たいかも。 土用丑の日、鰻を食べるなら第3の食べ方を実践してみたらいかがでしょう。夏バテも防止しながら食べやすいなんて最高だと思いませんか? — 寿々喜03-3731-5239東京都大田区西蒲田7-63-2https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13050406/