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2021.07.09 夜

元祖!?予約困難店のイタリアン。@アロマフレスカ

イタリアン・ピザ

銀座・新橋・有楽町

10000円〜29999円

★★★★☆

今でこそ予約困難店という言葉は一般的になったが、ここのイタリアンはその走りだった記憶しております。銀座にあるレストラン『アロマフレスカ(Ristorante Aroma-fresca)』、当時は予約困難として話題になった名店で広尾、麻布と経て銀座に移転をしております。当時、イタリア料理をアップグレードしたようなレストランが希少だったのでしょう。今でこそ予約は難しくはないが、その功績と醸し出す雰囲気に風格を感じます。”フレッシュな香り”という名を持つ、アロマフレスカの料理をさっそくいただいてまいりましょう。

「最初の一皿」
雲丹のカッペリーニ。赤茄子とあさりの組み合わせのソースだそうで、とろみのある口当たりから不思議な味わいが。

「焼きタラバ蟹のインサラータ アロマフレスカ風」
インサラータとは、いわゆるサラダのこと。酸味を効かせて、塩胡椒やオリーブオイルと和えたものをさすが、これをオリジナルな解釈で提供。オリーブオイルに出汁で和な深みを与え、グレープフルーツや胡瓜が酸味を担当。レアめな火入れのタラバは炭火の香りをまとうが、前述のアイテム達がさっぱりした味わいを作る。メインと捉えると寂しい感じもするが、サラダと捉えると納得の一皿でございます。

「穴子の香草蒸し フレッシュトマトの香り」
ハーブの香りでコーティングされた穴子は脂が乗っており口溶けよし。見えづらいがラルドを重ねており、動物的な味わいで強化しておりました。一方で、ソースはアメーラトマトの甘味と酸味が担当。老舗ながらユニークなアウトプットは健在か。

「夏トリュフとキノコのラグー ソフリットのスパゲティ」
ソフリットとは、香味野菜をオイルでじっくりと炒めたもののこと。これをベースに、マッシュルーム達がアタックを担当し、余韻はコクのあるチーズが担当する。夏ながら豊潤なアロマのあるトリュフと合わせたパスタ。これは美味。

「太刀魚と地蛤 夏野菜のココット焼き」
ソースは枝豆と黒大根で作ったもの。ここに浮かぶ太刀魚と蛤はすこぶるジューシュー。野菜のエッセンスがバランスをとります。

「和牛のビステッカ アロマフレスカスタイル」
良いところばかりをトリミングしたというビステッカは見てわかるほどサシが入っております。低温でじっくり1時間も焼いたそうで、見事なピンク色に仕上がっております。アタックには強い脂を感じるが、不思議とすっきりとけていきます。うっすらかかったクミンもいい仕事しております。ちょんちょんと皿の中にお洒落にソースが用意されているので、好みのアイテムを見つけてみましょう。ちなみに、海水塩、トマト、レフォールソース(山葵)、魚醤、赤ワインになっております。

「お楽しみの皿」
正体は日替わりのパスタなのですが、こう書かれると人ってワクワクしますね。笑 今回は季節のとうもろこしを使ったペペロンチーノ。ニンニクをコンフェにて中心に据えちゃうところがお洒落。唐辛子もあえての青唐辛子にしちゃうなど、創作イタリアンの走りとしての矜恃も感じる一皿でした。

「スイーツ」
ティラミス

いかがでしたか?アロマなフレスカな料理達。ちなみに、店内は天井も高く、広々としたレイアウトになっております。オープンスペースながらプライベートも守れる、デートなんかにぴったりな空間になっております。元祖予約困難店のイタリアンをお楽しみください。ご馳走様でした!

アロマフレスカ
03-3535-6667
東京都中央区銀座2-6-5 GINZA TRECIOUS 12F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13129298/

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