2021.07.04 夜 困った時のコスパ鮨。@鮨 日本橋 鰤門 寿司 東京・日本橋 10000円〜29999円 ★★★☆☆ 「コスパのいい寿司屋を教えてください。」質問される中で、この答えが一番難しい。グルメバブルの到来、魚の値段の高騰など、三万円を超える寿司店も少なくない。その環境下にあって、オススメしたいのが『鮨 日本橋 鰤門』。夜の最もリーズナブルなコースは、1.2万円という価格設定。今回いただいた最高値のコースでも2万円で提供しております。COREDO室町の4階にある、いわゆるビル店ですが、エリアにふさわしい空間を作り上げております。値段も然りだが、個室があるなど様々な利用シーンを想像できるのも魅力。いろんな意味で”使い勝手”のいい寿司店といっていいでしょう。 つまみと握りを不定期で提供するスタイルを採用。握りは米酢のシャリで、酸味は柔らかめ。ただし、鮨そのものがつまみになるほど味は強く、ほとんどにおいて印象は共通。少々気になる部分はあるが、総じて創意工夫でそれをカバーしております。いずれにしても一等地の鮨店でこの金額、冒頭の質問には今後ここを答えたいと思います。ご馳走様でした。 2万円の鰤門の鮨懐石はこんな感じ。 「車海老と焼き茄子」胡麻だれとジュレで 「枝豆のすり流し」想像していたよりも枝豆の風味は弱いが、雲丹が主役クラスの存在感を示します。 「鮪漬け」ここで握り。少々のしょっぱさはあるが、それが旨味といっても差し支えがない。酢の酸味が余韻に抜けていきます。 「毛蟹の茶碗蒸し」かなりしっかりめな味わい。生姜の風味なども強さを担保。 「真子鰈」お造りで 「鮪の頭肉」炙って海苔と大葉で巻いて。やはり塩気が強く、そして脂も強い。海苔と大葉と山葵の三羽烏でも太刀打ちできません。笑 「鯵」 「鱧」焼き霜にて。梅肉醤油といただきます。 「生牡蠣」タスマニア産。小さい中に旨味が詰まっております。 「太刀魚」塩焼きにて。脂が強いが旨味が弱め?と思ったが、酢橘がこれを引き出して解決してくれます。 「カンパチ」 「トリガイ」 「アオリイカ」 「縞海老」昆布の風味を纏わせて 「大トロ」スジが少々気になるが、味の強さは健在。大トロなのでネタの強い。 「小肌」 「鯛」昆布締めにて 「雲丹」北海道の馬糞雲丹 「いくらご飯」魚介版の卵かけご飯だ。 「玉子」 「穴子」 「干瓢巻き」 — 鮨 日本橋 鰤門050-5868-5609東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町 4Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13116806/