このとんかつ、いい塩梅。@塩梅

柏になるとんかつ店『塩梅』、千葉県を代表する人気店でございます。地下へと続く階段に、すこぶる達筆な文字を発見。

「塩梅宰相之材」首相だった犬養毅の言葉。料理における塩梅の加減ができれば総理大臣にもなれるだろうという言葉。それほど重要で難しいことを屋号に抱える、大きな覚悟がうかがえます。

席に着いたら大きなメニューが、どどんと配置されております。とんかつフリークの方々ならここでお気づきですよね。そうです、水道橋にある老舗とんかつ店「かつ吉」のご出身。メニューだけでなく多くの共通点が見られます。

まずは、テーブルの賑やかなセッティング。切り干し大根、キムチ、大根の漬物の３種、

定番のキャベツ、数えきれないほどの調味料など。

さらに手作りのドレッシングも追加できるというラインナップになっております。

さらには、一品料理に揚げ出し豆腐がセットで。そして、かつ吉名物の紫蘇ご飯も共通でございます。

特上ロースと特上ヒレの食べ比べ

揚げあがりは低温揚げを想像させる美しい肌色。これもかつ吉系の共通ですね。秋葉原の「丸五」や亀有の「喝」などの弟子筋もみんなこのアプローチです。

やや薄切りの特上ロースは超絶な柔らかさ。肉の風味が良くも悪くも目立つ印象で、そのままでも個性のある肉になっております。もし、肉の風味がネガティブにうつるようなら塩を使いましょう。旨みがぐぐっと前面に推しでてまいります。

やはりかつ吉と同じように、真骨頂はヒレ肉のほう。ロースで感じた印象を飛び越えてくる柔らかさ。

ヒレらしいさっぱりとしたアタックながら、揚げ油の風味を伴って肉の旨みがゆっくりと広がってまいります。これ、いくらでも食べれるわ。個人的にはヒレ肉を食べてほしい。

いい塩梅でございました。ご馳走様です！

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塩梅
0471-46-2244
千葉県柏市明原1-2-3 柏田中ビル　Ｂ１Ｆ
https://tabelog.com/chiba/A1203/A120301/12000061/