タンの求道者、ここにあり。@月島焼肉 牛タン処 兎月

月島の焼肉店『兎月』、ここでタンを究めんとする男と出会った。屋号のタグラインに”牛タン処”と冠した通り、牛タンを中心にした焼肉店でございます。牛タン専門店といえばイメージは麦飯と食べる定食だが、兎月が提供するのは刺身や焼肉。牛タンでここまでのバリエーションを作り上げたお店はなかなかお目にかかれません。ちなみに、店主は月島の「傳々」出身で、湯島の「一輪咲いても花は花」の創業メンバー。確かな実力を積み上げて、ルーツである月島に戻ってきたのです。

まずは、シンプルな薄切りと厚切りの牛タンの食べ比べ。共通して、食感の強さとともに味の濃さに驚かされます。いつも思うけど、厚切りの肉の火入れって素人には絶対できないですよね。タンの旨味が濃厚なほどに中心に詰まっております。

タン刺しではいくらと蟹を重ねてみたり。フレッシュな印象があるとともに、彼らの塩分が援護射撃をしてくれます。

感心したのはタンを三層にしたカット。表裏に火を入れても中心はレアのまま。なるほど、これは工夫だ。他にも三つ編みにしてみるとか色々チャレンジはしたんだとか。仕込みが大変すぎてやめたそうです。笑　求道者の話は本当に面白い。

最後は冷麺で締め。赤坂の超予約困難店「らいもん」と同じ麺を使用。紹介してもらったらしく、タンの求道者でありながらも他の料理にも一切手を抜くことはありません。ある意味グルメサイトではまだまだ見つかっていない焼肉店。行くなら早めですよ！！ご馳走様でした。

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月島焼肉 牛タン処 兎月
050-5456-1939
東京都中央区月島3-4-5 サングランパ 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131302/13235820/