一体何のお店！？店名は「小さかった女」@小さかった女

『小さかった女』

これは、映画のタイトルですか？小説の題名ですか？

否、これは西小山にあるカレー屋さんの名前です。なんて気になるネーミングなのでしょう！吸い込まれるように入店してしまいました。店内には純文学の本などが並び、やはり小説の題名かと思いきや、実は空想の絵のタイトルなんだとか。お店を切り盛りするのは二人の女性ですが、ひとりが絵を描くのが好き。二人で絵のタイトルをいろいろ考えていた時の１つのアイデアだったそうです。ちなみに、その絵は存在しない！紙ではなくお皿の上に描かれた料理こそが、小さかった女、なのでしょう。いや、この素敵なカレーショップこそが、彼女達が描いた芸術作品なのです。

チキンと東京キーマの合いがけカレー

中央にはキーマ、周辺にはチキンカレーが陣取ります。まずはチキン、さらっとしたスパイスカレーというよりも、コク深さの方が印象的。トマトベースという割に酸味は強くないので、時間をかけて甘味や旨味がコクになったのかも。スパイスは最短距離で直線的にアタックしてまいります。チキン自体もこいつにコーティングされてるので必然的に辛くて旨いに仕上がっております。爽やかなハーブ系のスパイスが目立っているか。キーマもまたコクがたっぷり。スパイスの固形感がスパイスの華やかさを強調しております。これがねっとりとした生卵を通じて全体と絡んでいきます。

もちろんカレーを美味しく楽しんでほしいが、一緒に提供されるスープにも注目してほしい。超濃厚な鶏出汁で塩気はかなり強いが、少量なだけに満足感の方が勝つ。少しエスニックな味わいとネギの風味が全体の味を決定付けます。この中に入っているチキンも絶品で、下味の付け方は教えてほしいほど。この味にカレー屋で出会うとは、、、小さかった少女はカレーにスープにと引き出しの多いカレー屋さんでした。

ご馳走様です。

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小さかった女
03-6887-2292
東京都品川区小山5-25-14 カーサファイブ 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131710/13183178/