2021.02.28 夜 老舗なモダンな中華な料理達。@龍圓 中華料理 上野・浅草・日暮里 10000円〜29999円 ★★★★☆ 老舗の街、浅草にある中華料理店『龍圓』へ。 創業1993年、オープンから30年近いキャリアの実績は十分。店内は歴史を感じさせるデザインだが、白を貴重にした空間は落ち着いた時間を与えてくれます。一方で、料理には古さは感じられず、むしろ意欲的なメニューが並ぶ。止まることなく新しい挑戦を繰り返してきた結果でしょう。特に定番である「ピータン豆腐」などには”新しさ”を感じます。カクテルグラスのような器に、ふんわり滑らかなお豆腐。中に隠されたピータンの細切れ、特に黄身の部分が風味を決定付けます。品のいい味付けに、キャビアがしっかり塩気を足しております。今でこそヌーベルシノワとモダンな中華が流行るが、顔となるスペシャリテはきっともっと早くから生まれていたのでしょう。 これに続くコースのラインナップはこちら。 「老酒漬け」帆立、槍烏賊、真蛸。粒マスタードで味を整える。添えられたメンマもいい味出してます。 「よだれ鶏」真空調理の鶏胸肉。しっとりしたアウトプットが吉。 「春巻き」鼈の煮込みの春巻き。パリパリの衣の先に餡の旨味が待っております。ジュワッと広がる旨味に笑みがこぼれます。 「フランス産トリュフ蟹玉」黒トリュフをかけて。しっかりしたトリュフの野性味は本物の証拠。卵は半熟じゅくじゅくなタッチ。 「スープ」信玄鳥のスープ。干肉、干椎茸、干貝柱などの乾物の旨味を凝縮。椎茸の出汁が最も影響力あり。 「牛肉料理」那須和牛の内腿の炒め物。肉の旨味が野菜や椎茸にきっちり移っております。 「フカヒレ姿煮込み」 「〆の食事」具なしのシンプル汁なし坦々麺。スパイス使いの印象が、中華というよりタイ料理を彷彿とさせます。カレー的な? 「デザート」杏仁豆腐 — 龍圓050-5596-3172東京都台東区西浅草3-1-9https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003700/