2020.11.10 夜 唐津は土地ではなくお名前です!@綾小路 唐津 日本料理 京都市 30000円〜49999円 ★★★★☆ 京都は四条烏丸にある日本料理店の『唐津』。”唐津”は大将のお名前で、佐賀県の唐津とは関係がないそう。出身地はお隣の長崎県だそうで少々ややこしい。笑 さて、その唐津さん、長崎の和食店で働いた後、さらに腕を磨くために京都の吉兆に入店。京都の素晴らしさに魅せられて、地元ではなく修行の地で2017年に店をオープンさせたそうです。料理は正統派な茶懐石で、派手さよりも滋味深さを感じさせます。店の設えも含めて、大将のお人柄が料理にそのまま滲み出ているかのような印象です。 吉兆で磨いた実力は確かなもので、ミシュランの星も持ちます。正統派の中にも個性があり、特に個人的には「こっぺ蟹のとろろ蒸し」なんかがお気に入り。とろろで蟹をすっぽり蓋をして、見た目に味わいにユニークなものに仕上げております。何気なく乗せられたあおさの仕事も見逃せません。 京都に居を移しても、長崎のエッセンスが残っているのも好感度が高い。この日は向付でいただいた「鮪とアオリイカ」はそれぞれ壱岐と五島列島産のものでした。京都らしさの中に地元の唐津の、もとい長崎の香り。こういうアプローチは大好きです、馳走様でした。 料理のラインナップはこちら。 「伊勢海老」 「生雲丹と湯葉の真丈のお椀」名残の丹波松茸も。 「河豚刺し」淡路島産。ちり酢で。 「鮪とアオリイカ」壱岐と五島列島 「八寸」帆立の柿の種揚げ、唐墨、いくら、雲子、鶏の松風焼き、平目の昆布締め、クエ肝など 「トロさわらの藁焼き」 「黒毛和牛のひれ肉」鹿児島産。山葵と玉ねぎのソースで。 「海老芋と天然鰻」琵琶湖産 「食事」牛蒡、蓮根、人参、切り干し — 綾小路 唐津075-365-2227京都府京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町113-1https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26029825/