2020.11.06 夜 京味出身の焼鳥店!?@鳥田中 焼鳥・焼きとん 上野・浅草・日暮里 10000円〜29999円 ★★★★☆ 墨田区鐘ヶ淵の住宅街にとけこむ”鳥料理”のお店『鳥田中』。兄弟で営んでいるそうですが、二人が育ったご実家を料理店に改装されたそうです。そりゃ、周囲と調和がとれているはずです。笑 焼鳥ではなく鳥料理の店と表現しましたが、ここは店を語る上で重要なポイント。ご主人は、東京の日本料理を語る上で欠かすことのできぬ「京味」で修行した経験あり。実はここ鳥田中は予約困難なことでも知られますが、この出自を聞けば一瞬で納得してしまいます。 実力店らしく住宅街のお店とは思えぬほど全国から食材が集まってきているのも特徴。佐島の河豚、淡路のかわはぎ、茨城の蟹、北海道の雲丹、、、といった具合。特に前半は魚介が中心で焼鳥店に来たという感覚をすっかり忘れてしまいます。笑 蟹の内子、かわはぎの肝、河豚白子など、日本酒への渇望がフルスロットルになること間違いなし。京味も味がしっかりでしたが、その遺伝子はきっちり受け継いでおります。 「神奈川県佐島産 天然とら河豚」 「兵庫県淡路島産 かわはぎ」 「北海道厚岸産 赤雲丹 コンソメスープ」 串に入る前には鳥は料理で楽しませる。印象的だったのはお椀。白味噌の仕立てなどは京料理を想像させるものだが、最終的には鶏白湯のような強さが余韻に残ります。お椀に浮かぶのも鶉で作ったつくねでございます。胸肉の黄身醤油和えなどは、もはやチーズといっていい代物。やはりここでも日本酒のギアが上がっていくばかりです。笑「京都府丸岡産 七谷鴨(窒息鴨)ロースト」 「白味噌仕立て 鶏つくねのお椀」 「京都府丸岡産 七谷赤地鶏 肝ハツ湯引き」レバー、ハツ、砂肝、脾臓 「京都府丸岡産 七谷赤地鶏 黄身醤油和え」胸肉 「京都府丸岡産 七谷赤地鶏 炙り焼き叩き」 もちろん串のレベルの安定感もある。特に鴨入りのつくねは絶品。肉汁がほとばしり、香ばしさが風味を作り、卵がコクを与える。本気で日本料理人としての矜恃を感じさせる一品。同じような印象は絞めの食事からも。親子丼、そぼろ丼、玉子丼に鶏そば達。ぜひ好みのものを見つけてみてください。ご馳走様でした! 「本日の地鶏の串物」ももねぎま、 つくね、 レバー、 はつもと 「本日の野菜焼き」大黒占地 「京都府丸岡産 七谷赤地鶏 すき焼き」 「鶏そば」 「プリン」 — 鳥田中03-3617-6615東京都墨田区墨田3-25-7https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13208669/