北海道を楽しめるオーガニックイタリアン！@ファイ

細い路地を入った先に佇む隠れ家レストラン『ファイ （Φ）』へ。磁力をあらわす記号だそうだが、その磁力に引き寄せられる人が多い。店内の至る所にアートが飾られ、ムードのある大人の空間になっております。料理はイタリアンを提供しているが、ワインバーとしての顔も持つ。充実したワインの用意があり、特にイタリアワインばかりでここまでのリストは圧巻です。

料理はオーガニックに力を入れている印象で、北海道の豊かな大地が作る恵みをそのまま堪能することができます。肉や魚の存在感はもちろんですが、特に野菜の存在感が強い。コースの最初を担う「とうもろこしの冷製スープ」は、糖度が非常に高くそのままの味わいでも絶品の域に到達しております。オリーブオイルなどの存在もその旨みを引き上げるために活躍しております。

また、「稚鮎」とともに提供された「ズッキーニ」も秀逸。花の部分にアンチョビとモッツァレラチーズをしのばせるのも素晴らしいが、水分を全く失うことなくフリットにする技術も素晴らしい。

野菜の魅力を存分に引き出しております。そして、名物の１つが「バーニャカウダ」、オーガニックを提唱し、野菜に力を入れるファイの象徴です。

野菜だけでなくフルーツも存在感を示す。デザートという形ではなく、マンゴーには茄子とキャビアを、桃にはゴルゴンゾーラチーズをという感じ。フルーツを料理として昇華しているもの素晴らしい。

これらと白ワインの相性は疑いようがありません。笑　もちろんデザートのクオリティーも高く、コースの随所にフルーツを楽しませてくれました。

やっぱり野菜やフルーツに負けられぬ主役クラスの食材達。もう雲丹を使ったパスタが抜群！雲丹の冷製パスタまでは想像がつくが、トマトの爽やかな酸味をパスタに絡ませて更なる清涼感を作ります。ピンク色に染まった素敵すぎるビジュアルもまた魅力の１つです。ちなみに、小樽産の雲丹を楽しめるのは夏だけ。これを頼まない手はありません。

リゾットはチーズとトリュフ。北海道産がゆえか、チーズはミルキーな味わいで、一味違うリゾットを楽しめます。

コースの用意もありますが、二軒目利用の常連さんも多いよう。アラカルトでパスタ一品とワイン一杯とか最高じゃないですか！どうやらミトミえもんもファイ （Φ）の磁石に引き寄せられる性質だったようです。ご馳走様でした。

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ファイ
011-219-8244
北海道札幌市中央区南2条西5-30-1
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1003075/