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2020.06.29 夜

名店の宮坂のセカンドブランド!@茶寮 宮坂

日本料理

六本木・麻布・広尾

10000円〜29999円

★★★★★

宮坂の分店、六本木に登場。南青山の閑静な住宅街にある日本料理の「宮坂」。名店中の名店である京都「未在」での修行やオープン早々に獲得したミシュランの星など、評価するに値するポイントは枚挙にいとまがない。その彼が分店としてオープンさせたのが六本木けやき坂の『茶寮 宮坂』。立地にふさわしいスタイリッシュな空間で迎えてくれます。そして、料理長を務めるのは、宮坂氏の兄弟弟子である五十嵐氏。ちなみに、彼のご両親は福島県の郡山にある日本料理の名店「らん亭〜美日庵」を経営。彼自身にも俄然興味が湧いてきます。

本店との違いは何か?コースの品数を絞ることでリーズナブルな金額設定であることが魅力の1つ。また予約も本店と違った難易度が高いわけではないのもありがたい。さらには本店では許されない写真撮影もOKというおまけ付き。ある意味ライトに宮坂ワールドを楽しめるお店といっていいでしょう!

料理はもちろん京都の流れを汲む茶懐石。
「先付」京都を代表する和菓子を料理に転用した水無月豆腐。もともとは水無月(6月)に無病息災を祈願する神事で用いられるものだったんだとか。元来胡麻豆腐に小豆をのせたシンプルなものですが、茄子や雲丹と合わせることで華やかな一品に変身しております。

「お造り」夏の京都の味覚を代表する鱧と中トロの組み合わせ。鱧の焼き霜造り梅肉で、岩手産の鮪は昆布醤油でいただきます。

「煮物椀」北海道産の毛蟹とセロリの根を合わせた真薯。セロリのほのかな香りと毛蟹ががっちり握手。秋田産の蓴菜も合わせるなど、旬の食材だけで彩られたお椀になっております。

「八寸」リーズナブルなコース設計ながら食材の妥協は見られない。時鮭は藁焼き、鮎はテリーヌ、蛸はうま煮、鮟肝はチリ酢と、魳は寿司にと、素材、調理法、調味料の全てに仕事を見せてくれます。

「蒸し物」伊勢志摩産の鮑の飯蒸し。餅米の食感が肝ソースを堪能できる時間を与えてくれます。これは贅沢な一品。

「炊合せ」鮎の揚げ出し。加賀野菜とともに。基本となる出汁を楽しめる一品。

「焼き物」金目鯛炭焼き。脂と海苔のソースの相性がぴったり。

「名物土鍋ごはん」煮え花から始まり米の美味しさを再確認。最もシンプルな料理を名物とするところに矜恃を感じます。

おかずにと登場した鱧カツも最高。

「お菓子」

茶寮 宮坂
03-6447-1160
東京都港区六本木6-12-2 六本木ヒルズ レジデンスB棟 3F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13216329/

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