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2020.06.12 夜

「さ行」は滑舌も予約もハードルが高い!笑@さ行

日本料理

赤坂・永田町・溜池

10000円〜29999円

★★★★☆

赤坂に移転した日本料理店『さ行(さこう)』にやって来ました!滑舌には自信のないミトミえもんには「さ行」はハードルが高いが、赤坂に移転オープンした日本料理『さ行』は予約というハードルが高い。ちなみに、屋号の由来は店を切り盛りする佐藤兄弟のお名前からのようです。あまりコスパという言葉は好きではないですが、魅力を語るのにその金額を避けて通る事はできません。いまでは一人3万を超えるようなお店も少なくないが、この日の会計はなんと1万三千円。そういう視点でもレビューをご覧いただけると幸いです。
「八寸」子持ち昆布の食パン巻き、柚子胡椒の和風タルタルとともに木耳、空豆、インゲンの白和え鱧子とオクラの煮凝り半熟うずら卵の酒盗醤油水茄子干無花果とナッツの焼き物

「お碗」鱧の葛叩き。とろける茄子の食感にも注目。青柚子の香りでアクセントを作ります。

「お造り」三段重で登場した器には3種のお造り。縞鯵(銚子産)を胡麻ポン酢で、鮪赤身(長崎)を黄身醤油と和辛子で、マコガレイをアンチョビ醤油で。ユニークな醤油やポン酢がポイント、もしかするとピンの素材でなくとも工夫次第でどうにでもなることを伝えてくれているよう。このユニークな醤油達だけで日本酒が進味わいを完成させています。

「カマスと鯖の炭火焼 ノドグロの酒蒸し」お造りと同じアプローチで、素材に付加価値をつけてくれる。カマスには小蕪を炊いたもの、鯖には唐墨が包まれます。旨味や塩分を他の素材に負わせて1つの完成品を作り上げています。ノドグロの酒蒸しでは、自身の頭と骨でとったスープを合わせる。いずれのアプローチもコストに反映される工夫と言っていいでしょう。

「豚の柔らか煮」群馬県産の赤城ポークを使った一品。赤ワインなどの洋のエッセンスも積極的に取り入れますが、味噌や山椒を使うことで和が担保されています。一緒に提供された料理もパイの形で和の味わいを包み込んでおります。

「鮑のしゃぶしゃぶと揚げ胡麻豆腐」胡麻豆腐が名物だそうで、何らかの形で提供しているそう。今回は揚げものとして、鮑の上に鎮座しております。鮑自体はもちろん素晴らしいが、肝のソースが秀逸。鮑自体にも貢献するが、このソースが胡麻豆腐の衣にも素晴らしい影響を与えてくれております。 

「鮎ご飯」想像の斜め上をいく鮎のご飯。単純な炊き込みご飯ではなく、インパクトのある鮎の一匹かつがご飯の上を支配しております。笑 実はこのご飯にも鮎の肝と骨で炊いております。素材を無駄なく使いこなし、味わいとコスパを実現。これもさ行を象徴するような逸品でございました。

「うどん」味噌汁の代わりにと登場するのはうどん。ボリュームについても満足感しかありません。笑 お腹いっぱい。

「デザート一式」

さ行
東京都港区赤坂
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13118721/

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