「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2020.04.25 昼

老舗の蕎麦屋の名物は、飛び出す海老天蕎麦。@尾張屋 本店

そば

上野・浅草・日暮里

1000円〜2999円

★★★☆☆

浅草のメイン通りの1つ、雷門通り。メインの通りなら、浅草を代表する料理店があるというもの。本日は雷門通りに本店を構える蕎麦店『尾張屋』を訪ねます。

立地がら観光客の姿が目立つが、地元の浅草っ子達の姿も多いようです。創業から160年を超えるということもあって、その常連の中には小説家の永井荷風も含まれおります。すげ〜。

上天ぷらそば、2400円也。
まずは海老の圧倒的な存在感にやられます。器からはみ出る海老が2本、蕎麦つゆの上につかっております。江戸時代の食の四天王といえば、蕎麦、天婦羅、寿司、鰻。そのうちの2つの組み合わせだなんて、歴史ある浅草の街にぴったりですね。

つゆは江戸前らしいキレのある辛口のもの、鰹の風味が全体を覆っております。毎朝大量の鰹節から出汁をとっているそうです。そうして作られた旨味が、大ぶりな海老も分厚い衣もしっかり味付けをしております。天丼も人気ですが、きっと同じアプローチで楽しませてくれるのでしょう。海老は大きさに比例するようにプリプリで、十分な食べ応えも与えてくれます。

蕎麦は二八のようで心地いい喉越しを感じさせるもの。やや単調さを感じたら卓上の七味を振ってみて。とても華やかな香りを蕎麦とつゆにつけてくれますよ。ちなみに、七味を構成する1つの山椒を含んでいないそうです。蕎麦つゆとの相性を考えてのこだわりなのでしょう。160年も愛される蕎麦屋ですからね、たくさんのこだわりが一杯に詰まっているはずです。ご馳走様でした。

尾張屋 本店
03-3845-4500
東京都台東区浅草1-7-1
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003714/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ