美味しいものは美しい。@麻布食堂

美味しいものは美しい。この漢字を考えた人もきっとグルメだったに違いない。グルメの本質をよく捉えておりますよね。美味しいものは美しいし、美しいものはいつだって美味しいものです。その美しさにも、「華美な美しさ」と「簡素な美しさ」の２種類あると思うんです。後者はシンプルとも言い換えられますが、日本的な美意識の１つに数えられます。今回はそんな簡素な美しさを持った料理をご紹介していきましょう。

『麻布食堂』のオムライス
西麻布周辺の静かな住宅街にある麻布食堂。ここには、美味しくて、美しいオムライスがございます。器いっぱいに広がったオムライス、両端が綺麗に尖っております。人間だって指先まで綺麗だと品の良さを感じさせますよね。神は細部に宿ると言いますが、まさにそんな感じ。また、玉子には傷一つなく、対称となるように中央にケチャップソースがかけられます。シンプルなのだけど、いやシンプルがゆえの美しさがありますよね。もし伝わらないなら、それはきっとミトミえもんの撮影技術の問題です。笑

薄く広がった卵は口当たりが抜群で、柔らかくチキンライスを包み込みます。卵に特に味付けを施していないそうだが、それがこの肌感は生み出しているのかも。シンプルに玉子の風味だけをそこに残します。具材は、鶏肉、ピーマン、玉ねぎなどシンプルな構成だが、均一に刻まれてい田岡げか、もはや”チキンライス”という食材になったかのようです。

美しいビジュアルの一方で、どっしりと重厚感があり十分な満足感も得られます。ソースは、ケチャップ、デミグラスソース、ホワイトソースと３種類の用意がありますが、やはりケチャップで食べてほしいところ。フレッシュがゆえの酸の立ち具合が食欲を刺激してくれます。ご馳走様でした！

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麻布食堂
03-3409-4767
東京都港区西麻布4-18-1 麻布ウェスト B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13243727/