2020.02.24 夜 ラーメンという名のフレンチな一皿@海老丸らーめん ラーメン・つけめん 秋葉原・神田・水道橋 3000円〜4999円 ★★★☆☆ ラーメンという名のフレンチな一皿。神保町にあるラーメン店『海老丸らーめん』、ここのラーメンが異彩を放つ。その理由はシェフの出自がフレンチだということに尽きる。しかも、名店の「シェ・イノ」というおまけ付きでございます。また、ラーメン店で修行した経験はないのもポイント。ラーメンの常識ではなく、フレンチの常識からのアプローチでラーメンに挑戦しているのが面白い。そのエッセンスを随所に感じさせるアウトプットになっております。 「丸ごと一匹オマール海老らーめん」リーズナブルなメニューもあるが、総じて金額のバーは高い。中でも飛び抜けているメニューが「丸ごと一匹オマール海老らーめん」の3150円。ラーメンと考えるとかなりの金額だが、高級食材であるオマール海老を丸ごと一匹と考えると妥当ではあります。むしろ、フレンチのレストランでこの一皿を頼めば金額はさらに高額になっているでしょう。そんなフレンチの定番であるオマール海老がド派手に盛り付けられております。 具材だけでなく、スープにもフレンチ要素が込められます。フレンチの技法であるビスクスープそのもので、甲殻類ならではの風味がスープの味を決定づけます。それ自体がとろみとなって太めの麺としっかり絡んでいきます。 味変の役割を担うのは、メインディッシュの付け合わせのように盛り付けられた素材達。パケットにのせられた酸味の効いたサワークリーム、薫香を纏った玉子、香ばしい焼きミニトマト、さっぱりさせる刻み玉ねぎなど、それぞれがそれぞれの仕事をしております。ラーメンのトッピングというより、フレンチの一皿と呼ばれた方が合点がいきます。笑 メイン食材のオマール海老、ソースの役割を果たすようなビスクスープ、味の変化を楽しめる付け合わせ、などフレンチさながら。これはきっとラーメンという名前のフレンチの一皿、いや一杯なのでしょう。ご馳走様でした! — 海老丸らーめん050-5597-1835東京都千代田区西神田2-1-13 十勝ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13212911/