全く腹が立たないのは何故だろう?むしろ微笑ましくさえ思えます。笑池袋にあるベトナム料理店『サイゴン』での出来事。マッサージ店などが入居する少し怪しい?ビルの3階。扉が開くと異国の空気全開で迎えてくれます。ちなみに、ベトナムのホーチミン市街の中心部の旧称サイゴンが屋号の由来。ベトナムの方々にとっては、この旧称への愛着が強いんでしょうね。全国にあるベトナム料理店にじつにサイゴンが多いことか。もちろんチェーン店などではありません。笑
さて、一体何が起きたのか、料理とともに紹介していきましょう。
事前にコースをお願いしていましたが、入店からずっと店員さん達とにらめっこ。どうやらオーダーが通っていないようで、改めてコースをお願いさせていただきました。笑 コースは、生春巻き、揚げ春巻き、自家製ソーセージ、青いパパイヤサラダ、ソフトシェルクラブのフライ、鶏と野菜炒め、フォー、デザートの構成。これだけついてたったの3200円!
ベトナム料理の特徴ですが、とにかく全てがヘルシー。野菜が中心ということはもちろんだが、例えば生春巻きなどは油も使わないんですよね。中身も野菜が中心だったりで、味も八丁味噌のような甘い味噌とナッツの甘さがフォローしています。ど真ん中に鎮座する海老もいい味を出しております。逆に揚げ春巻きになると油が調味料として参加します。こちらはほんのりとコクと酸味が感じられるタレ(魚醤?)といただきます。同じ春巻きでも全然違うもの、ぜひ食べ比べをしてみてください。
鶏と野菜炒めでも主役は野菜だと言わんばかりに、キャベツ、ピーマン、パプリカ、小松菜、玉ねぎ、人参などが少しとろみのある餡の下で大活躍。ヘルシーさは食材だけでなく食感も作り出す。
青いパパイヤサラダでは、適度な食感が常に噛む行為を誘発するので、口の体操にもなりました。笑
そういえば、いろんな料理に花形に象ったニンジンが登場しますが、店員さんの一人がひたすら細工をしておりました。その方に何度かパクチーの追加をお願いしましたが、心が折れそうなほど中々運ばれてくることはありませんでした。笑
組み合わせの面白さも異国っぽさを強調します。自家製ソーセージにはニンニクと木耳が練り込んでおり、ソフトシェルクラブのフライはフレッシュトマトをソースにレタスに巻いていただきます。
本場のフォーは味付けそのものが異国感を作り出す。特に八角の風味かな?日本ではまず選択肢にしないであろう風味がスープを支配しております。
店内の雰囲気、ベトナム出身の店員さん達など、脳が勝手に外国と判断をしているのかもしれませんね。普段なら少しは腹を立てそうなことも全く腹が立ちません。笑 そういう意味でも店内は完全に異国と化していると言っていいでしょう。ベトナム気分を味わいたいなら、池袋にあるベトナム料理店がおすすめです!
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サイゴン・レストラン
050-5868-8421
東京都豊島区東池袋1-7-10 鳥駒第一ビル 3F
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13003983/